デジタルコンテンツのアイデアを見つける方法【初心者のためのジャンル選定】
こんにちは、根本耕輔です。
今回は、デジタルコンテンツのアイデアを見つける方法【初心者向けのジャンル選定】ということで、初めてデジタルコンテンツを作る方向けに、ジャンル選定の方法をご紹介していきます。
ニッチジャンルを狙う理由
ビジネスを始める際は、ニッチを狙っていきます。ニッチというのは、スキマを意味します。つまり、競合が狙っていない、もしくはリーチできていないジャンルを狙います。でも、ビジネスなので、収益を生まなければ意味がありません。なので、ちゃんと収益性(需要)があるスキマを狙っていきます。それが、本当のニッチです。
ジャンル選定の手順
では、どうやってニッチなジャンルを見つけていけば良いのかということなんですけど、上のベン図のように情熱とスキルもしくは知識、収益性の3つを掛け合わせます。この3つが合ったちょうど真ん中があなたが取り組むべきニッチなジャンルです。以下では、そのニッチジャンルを見つける方法をステップバイステップでご紹介していきます。
Step1. 情熱を注げるものを書き出す
まずは、情熱です。あなたが情熱を捧げることができるもの、もしくは好きなもの、面白いと思うものを10個程度書き出してみてください。なぜ、情熱が大事かというと、何事にも言えることですが、結果を出すにはある程度の時間が必要です。なので、長期間取り組めるくらい情熱を注げるジャンルを選ばないと、途中で挫折して最終的に結果が出せないで終わってしまいます。なので、まずは、あなたが情熱を注げるものを書き出しましょう。これは、どんなものでもOKです。エンターテインメント性が高いものから、ビジネスに直結するとわかるものまで。とにかく、なんでも書き出してみてください。
Step2. 自分のスキル/知識を書き出す
次に、あなたのスキルもしくは知識を10個程度書き出しましょう。もしかしたら、自分にスキルなんてない、と思っているかもしれません。でも、それは違います。おそらく、そういった方は、ハードルが高すぎるのだと思います。デジタルコンテンツを作って、販売するためにはすごい知識が必要だと思っていませんか?でも、そんなことはありません。一般の人よりも、1歩くらい秀でているスキルや知識でも全然OKです。むしろ、そっちの方がクライアントの気持ちがわかりやすいので、わかりやすく説明することができることだってあります。
とはいっても、初めてジャンル選定する場合は、アイデアが浮かんでこないと思います。そんな場合は、どんな悩みを解決できるかを考えてみましょう。もしくは、下にアイデアを探す方法を提示しておきますので、そのやり方で探してみてください。僕が実際に使っているものやこういうものがあるなというものを挙げておきました。たくさんありますので、全部のやり方を試すのではなく、2,3個ピックアップしてやってみてください。
方法#01. Amazon
Amazonには、レビューがあります。あなたのトピックを検索して、ヒットした商品についているレビューを確認してみましょう。星5とか星1は極端なレビューで、参考にならない場合が結構あるので、星2,3,4あたりのレビューを確認してみてください。
方法#02. Yahoo知恵袋
Yahoo知恵袋でもアイデアを見つけることができます。ここでは、あなたのトピックを検索してみてください。例えば、「WordPressの使い方」関係の商品を作成しようと思っているなら、「WordPress 使い方」みたいに検索してみてください。他にも、関連するキーワードで検索しても良いですね。
方法#03. Quora
QuoraもYahoo知恵袋と同じようなQ&Aサイトです。Yahoo知恵袋と同じように検索をかけてみましょう。
方法#04. Udemy
Udemyで公開されているコースには、レビューが集まってきます。そのレビューで、1つ星、2つ星、3つ星のものをチェックしてみてくだしさい。例えば、「簡単すぎた。」というレビューがあれば、中級レベルのコースを作成することができますよね。他には、「(プログラミング)コードを渡すだけで、どういった意味があるのかが理解できなかった。」というレビューがあったら、初心者向けにコードの使い方だけじゃなくて、コードの意味の説明もしてあげるコースを追加したり。色々とアイデアが湧いてくると思います。
また、Udemyでコースを検索して、コースの構成をチェックしてみるのも良いです。そのコースでカバーされていないトピックがあれば、そのトピックを専門に扱ったミニコースを作ってみたり、あるいはそのトピックも含めた網羅的なコースを作ったりできますね。
方法#05. Twitter
ツイッターでは、キーワードを検索してみたり、ハッシュタグ+キーワードで関連するジャンルを検索してみてください。すると、そのジャンルで悩みをつぶやいている方がいるかもしれませんので、そのツイートを探して、確認します。
方法#06. Facebookグループ
Facebookグループには、一般公開されているものと非公開のものがあります。Facebookでキーワードを検索して、実際にグループに参加してみましょう。ただし、非公開のグループの場合は、「グループに参加」というボタンを押して、すんなり参加できるグループと何か商品を購入したり、何かしらの会のメンバーになっていないと参加できない場合があります。なので、参加条件を確認して申し込んでみましょう。そして、実際に参加したら、メンバーの質問を探し、それをあなたが解決できるかチェックします。
方法#07. アンケート
今見込み客リストや顧客リストを抱えている方は、アンケートを取っても良いでしょう。使いツールとしては、Googleフォームが良いと思います。無料で、本格的なアンケートを実施することができます。他にも、SurveyMonkeyなどの海外のサービスがありますので、それを利用しても良いかもしれません。もしくは、別のサービスを利用してアンケートを取るのではなく、直接メールを送って、返信してもらうという形式でも良いです。
方法#08. YouTubeのコメント欄
YouTubeのコメント欄でもアイデアが得られるかもしれません。大半は、全く参考にならないコメントだと思いますが、「〇〇を教えてください。」みたいなコメントもあるかもしれないので、チェックしてみると良いです。また、YouTuberによってはコメント欄のコメントからネタを持ってきている人もいます。そういうのを参考にしてみるのも良いと思います。
方法#09. 自分のサイトのコメント欄
サイトに、コメント欄を設けている場合は、何かしらの質問を受け取ったことがあるかもしれません。もしくは、これから受け取るかもしれません。その質問を分析して、商品が作れないか考えてみましょう。
方法#10. 直接受け取るEメール
サイトを運営していたり、YouTube動画の概要欄にEメールアドレスをアップしている場合は、直接Eメールを受け取ることがあるかもしれません。それもアイデアになりますね。
方法#11. 競合サイトの記事
ジャンルが決まったら、一回競合サイトをチェックしてみてください。特に、ネタの出し方ですね。ブログ記事は、そもそも検索者の悩みを解決するためのものです。これはまさに、商品そのものです。なので、競合サイトの記事の見出しなどを参考にして、あなたオリジナルの体験談や経験をベースにコンテンツを作成すれば、デジタルコンテンツが出来上がります。
方法#12. 競合サイトのコメント欄
自分のサイトだけでなく、競合サイトのコメント欄をのぞいて、アイデアを見つけても良いです。例えば、「〇〇がちょっとわかりにくいです。」みたいなコメントが見つかったら、それを解説したeBookを作成してみたりできます。
方法#13. セミナー
リアルな場所でセミナーを開催している方は、そのセミナー自体をコンテンツにして販売することもできます。音声を録音しておいたり、動画を取って販売するという感じですね。また、セミナーを開催する場合は、質問をうけると思うので、その質問をコンテンツにしてみたりできますね。
方法#14. ウェビナー
ウェビナーは、ウェブでやるセミナーです。ウェビナーは、セールス目的で使用したり、単純に価値を提供するために開催することもありますが、何れにしてもお客さんから質問を受け付けるようにしましょう。そうすることで、コンテンツのアイデアを得ることができます。
方法#15. Google Analyticsをチェックする
すでにブログを運営しているのであれば、Google Analyticsで、どの記事が人気があるかチェックしてみましょう。もしくは、WordPressのサイトにPV数を表示してくれるプラグインをインストールしているのであれば、ダッシュボードからPV数をチェックして、もっとも良い記事を見つけ出しましょう。
そしたら、その記事に関連するコンテンツもしくは深く掘り下げたコンテンツが作れないか考えてみましょう。もし作れそうなら、それをデジタルコンテンツにして販売することができます。
方法#16. Googleサジェストキーワード
Googleサジェストキーワードというのは、Googleの検索窓に単語を入力すると自動で表示される単語のことを指します。ここからもアイデアを見つけることができますね。ただ、いちいちGoogleの検索窓に単語を入力していては面倒なので、グーグルサジェストキーワード一括ダウンロードツールのようなツールを使って、一括検索することをお勧めします。このツールに関しては、CSVで検索したキーワードをダウンロードすることもできるので、お勧めです。
方法#17. Google検索
Googleサジェストキーワードを使わずに、直接トピックに関連するキーワードを検索してしまってもOKです。それで、ヒットした記事のタイトルをチェックし、そのタイトルをみて、コンテンツが作成できないか考えてみましょう。記事のタイトルをクリックして、記事を読みたくなるかもしれませんが、その場合は、見出しだけ読むようにしましょう。その人の考えに影響を受けてしまうので。
方法#18. 過去のあなた
過去のあなたも良いアイデアになります。直近の5年、10年くらいを考えてみてください。あなたのジャンルでこんなものがあったら良かったのにと思うことはありませんか?もしくは、コースを受講したり、塾に通ったりしたことがあって、「もっとこうだったら早く結果が出せたのに。」とか「こうだったら、もっとわかりやすい。」と思うことはないでしょうか?
方法#19. Pinterest
Pinterestは、海外ではかなり人気で、たくさんのブロガーが利用している、画像や動画などをシェアするSNSです。彼らはインフォグラフィックを作成した投稿したり、「〇〇する方法」みたいなノウハウのバナーを作成して投稿しています。それをそのまま商品にしても良いでしょう。ちなみに、ノウハウ系の画像には、ブログ記事のリンクが貼り付けられていることが多いです。でも、Google検索と同じように、その画像をクリックして記事を読み込まないことをお勧めします。
方法#20. 広告
広告を参考にするというやり方もあります。広告を出すということは、すでに利益が見込めるジャンル・トピックであるはずなので、広告に書かれた文言をチェックして、そのアイデアでコンテンツが作成できないか考えてみましょう。
方法#21. クライアントのレビュー
すでに何かしらの商品を販売したことがある方は、クライアントのレビューを確認し、バージョンアップしたものが作成できないか、もしくは何か新しい商品が作成できないか考えてみてください。
方法#22. 競合サイトのオプトインフォーム/オプトインページ
競合のサイトに訪問し、オプトインフォームやオプトインページが無いかチェックしてみてください。通常は、リードマグネットと言って、Eメールアドレスを登録してもらうために無料のコンテンツ渡します。その文言が、オプトインフォームやオプトインページに記載されていると思うので、それをチェックしてみましょう。例えば、「[無料eBook!]ステップバイステップで学ぶ、ジャンル選定の極意」みたいなタイトルになっていれば、「ジャンル選定」で1つのコンテンツを作ってみるみたいな感じです。
Step3. 収益性があるかチェックする
収益性に関しては、書き出すのではなく、次の項目をチェックしてみてください。
自分のスキルや知識をコースにして販売することができるUdemyで確認すれば収益性があるのかをチェックできます。
開発
- ウェブ開発
- モバイルアプリ
- プログラミング言語
- ゲーム開発
- データベース
- ソフトウェアテスト
- ソフトウェアエンジニアリング
- 開発ツール
- eコマース
ビジネススキル
- ファイナンス
- 起業家精神
- コミュニケーション
- マネージメント
- 営業
- 戦略
- 業務オペレーション
- プロジェクト管理
- 法務知識
- データ&アナリティクス
- 在宅ビジネス
- 人事
- 業務別スキル
- メディア
- 不動産投資
ITとソフトウェア
- IT資格
- ネットワークとセキュリティ
- ハードウェア
- OS
仕事の生産性
- Microsoft
- Apple
- SAP
- Oracle
パーソナルライフ&ファミリー
- 目標達成
- 生産性
- リーダーシップ
- 財務管理
- キャリア
- 子育て&家族
- ポジティブシンキング
- 宗教&スピリチュアル
- セルフブランディング
- クリエイティブスキル
- コミュニケーションスキル
- 自分に自信を持つ
- ストレスコントロール
- 記憶力向上&学習スキル
- モチベーション
デザイン
- ウェブデザイン
- グラフィックデザイン
- デザインツール
- UX(ユーザーエクスペリエンス)
- ゲームデザイン
- デザインシンキング
- 3D&アニメーション
- ファッション
- 建築デザイン
- インテリアデザイン
マーケティング
- デジタルマーケティング
- サーチエンジン最適化(SEO)
- ソーシャルメディアマーケティング
- ブランディング
- マーケティングの基礎
- アナリティクス&自動化技術
- 広報
- 広告
- ビデオ&モバイルマーケティング
- コンテンツマーケティング
- グロースハック
- アフィリエイトマーケティング
- 製品マーケティング
趣味・実用・ホビー
- 芸術・工芸
- 料理
- 旅行
- テーブルゲーム
- DIY・リフォーム
- ペットのケアとしつけ
写真
- デジタル写真
- 写真撮影の基礎
- ポートレート
- 写真撮影ツール
- 商業写真
- ビデオデザイン
ヘルス&フィットネス
- フィットネス
- 健康管理
- スポーツ
- 栄養・食事法
- ヨガ
- 心のケア
- ダイエット
- 護身術
- 安全と応急処置
- ダンス
- リラクゼーション
音楽
- 楽器演奏
- 制作
- 音楽の基礎
- ボイストレーニング
- 演奏テクニック
- 音楽ソフト
教養・教育
- エンジニアリング
- 人文科学
- 数学
- 科学
- オンライン教育
- 社会科学
- 講師向けトレーニング
- 入試・資格試験対策
これらが、Udemyのカテゴリーで、どれも需要があるジャンルです。でも、ジャンルによって収益性が高い分野があります。
3大メガニッチ
最も収益性が高いのは、3大メガニッチというものです。それは、次の3つです。
- 健康・美容
- 人間関係
- 仕事
どれも、人生においてとても重要な分野ですよね。「健康・美容」なら命に関わってきますし、「恋愛・人間関係」は結婚だったり、仕事場での同僚との人間関係。「お金・仕事」はというと、単純にお金に関わってきます。お金を稼がないとご飯食べたり、住む場所を確保できません。このように、3大メガニッチは、人生の中で特に重要なトピックになっています。だから、お金を出してでもこれらの分野をもっと豊かにしたいと思う方が多いので、自然と収益性が高くなるわけですね。
ということで、あなたのトピックは収益性があるでしょうか?また、そのトピックの収益性は高いでしょうか?もし、収益性がなさそうとか、低いのが嫌な場合は他のジャンルをもう一度考えてみましょう。
Step4. ペルソナを作りターゲットを絞る(明確にする)
商品を販売するには、ターゲットを明確にする必要があります。なぜかというと、ターゲットを曖昧なままにしておくと、適切なターゲットに適切なメッセージを届けることができないからです。そうなると、コンテンツの質は良いのに、なかなか売れないという状況になる可能性もあります。だから、ペルソナを作成していきましょう。
Step5. アイデアを検証する
最後にアイデアを検証していきます。いくつかやり方をご紹介していきますが、全部やる必要はありません。
方法#01. ブログ記事を書く
自社サイトに記事を投稿する
まず1つ目のやり方としては、ブログを書くというやり方です。自分のサイトがすでにある方は、そのサイトに記事を投稿してみて、どんな反応があるのかを確認してみましょう。PV数をダッシュボードで確認できるプラグインをインストールしているのであれば、どれくらい人気があるかチェックすることができますね。
また、Googleアナリティクスを導入している場合は、「行動」の「サイト コンテンツ」に行くと、「全てのページ」という項目があるので、そこから記事の人気具合をチェックします。「ページビュー数」と「平均滞在時間」の項目を確認してみましょう。「ページビュー数」が多ければ、たくさんの人が記事をチェックしているということですし、「平均滞在時間」が長ければ、読者にとって有益な情報をかけているという証拠になります。
noteなどのプラットフォームに記事を投稿する
もし、現時点でサイトを持っていないのであれば、無理にブログを作成する必要はありません。最近では、noteのように記事を投稿できるプラットフォームがありますので、そこで記事を作成してみてください。そういうプラットフォームの方がドメインパワーが強いので、Google検索の上位に表示されやすいですし、noteユーザーがnoteの検索窓などから検索して記事を読んでくれるというメリットがあります。
方法#02. オプトインフォーム/オプトインページを作成する
これは、自分のサイトを持っていないと難しいですが、サイトにオプトインフォームかオプトインページを作成するというアイデアもあります。このやり方だと、リストを獲得することになるので、商品を販売する段階になれば、獲得したリストに対してセールスすれば良いので、良いかもしれません。
方法#03. YouTubeに動画を投稿する
YouTubeに動画を投稿するのも良いですね。動画の撮影はちょっとハードルが高いかもしれませんが、視聴回数やいいねの数、コメントなどの機能があるので、視聴者からの反応をすぐに確認できるのは大きなメリットです。
方法#04. Udemyでコースを公開する
Udemyでコースを公開するというのもありです。別にUdemyだけではなく、オンラインコースを作って公開できるところならどこでもOKです。ただし、コースを公開するというのはYouTubeで動画を投稿するよりもハードルが高いので、ちょっと上級者向けです。また、Udemyは音声に厳しいので、ちゃんとしたマイクを購入しないと合格基準に達することができませんし、話すのが苦な人は難しいかもしれません。それでもやってみたいと思う方は、チャレンジしてみても良いでしょう。ちなみに、Udemyでコースを公開するのに最低でも合計30分のコンテンツを作成する必要があります。最初は、30分程度のミニコースを作ってみると良いかもしれませんね。
方法#05. クラウドソーシングでサービスを販売する
デジタルコンテンツをそのまま販売できるというクラウドワークスとしては、ココナラがお勧めです。eBookや動画を配布して、簡単なアドバイスをしても良いですし、デジタルコンテンツを作るのが面倒なのであれば、アドバイスだけというのもありです。