ステップバイステップで学ぶ!デジタルコンテンツの作り方
こんにちは、根本耕輔です。
この記事は、
- 今までにデジタルコンテンツを作成したことがない方
- コンテンツマーケティングを始めたいと思っている方
- 自分のスキルや知識をデジタルコンテンツにして販売したい方
に向けて、ステップバイステップでデジタルコンテンツの作り方をご紹介していきます。
デジタルコンテンツとは?
デジタルコンテンツとは、ノウハウやスキルをデジタル化した商品のことです。例えば、eBookや動画コンテンツ、音声コンテンツなどがあります。
デジタルコンテンツのメリット
デジタルコンテンツを作り、販売するのには、メリットがたくさんあります。
メリット#01. 時間や場所に制限されない
まず1つ目は、時間や場所に制限されないということです。例えば、セミナー、塾などの場合は、講師が実際に会場や塾に赴き、参加者や生徒に一定時間、情報を提供し続けないとお金が発生しません。しかし、デジタルコンテンツにすることによって、家でも作成して、販売することができます。しかも、購入してくれた人にリアルタイムで何かを教える必要もありません。だから、時間や場所に制限されません。
メリット#02. 不労所得になる
2つ目は、不労所得になるということです。1つ目のメリットと似ていますが、デジタルコンテンツは、インターネットを経由してコンテンツやサービスを販売するので、24時間いつでも購入してもらえるということになります。だから、例え、あなたが寝ていたとしても、食事をしていたとしても、ゲームをしていても、収益が入ってきます。実際に、僕が最初にデジタルコンテンツを販売して、初めて収益が発生したのを確認したのは、友達とダーツをしている時でした。
メリット#03. 利益率が高い
3つ目は、利益率が高いということです。デジタルコンテンツは、原価や発送費がかかりません。販売方法にもよりますが、WordPressの運営費や販売するためのプラットフォーム(Teachableなど)、Eメールプロバイダー(ConvertKitなど)を利用するとしたら、月に1万円前後くらいの固定費しかかかりません。もっと費用を抑えたいとか簡単に販売したいというのであれば、Udemy(ユーデミー)でコースを販売するのもオススメです。そうなると、月に1,000円くらいになると思います。他には、これといって費用がかかりません。
とにかく、1つの商品を作成するのに原価や発送費がかからないので、販売した料金を丸々利益として受け取れます。例えば、9,800円の商品を販売するなら、9,800円を丸々受け取れるということです。このように、利益率が高いこともデジタルコンテンツのメリットですね。
メリット#04. 手軽に作成できる
そして、4つ目のメリットは、手軽に作成できるということです。基本的には、自分の知識やスキルをデジタルコンテンツとして販売するので、追加で何か学ばないといけないということはあまりありません。しかも、作成費用も安く抑えることも十分可能です。僕は、基本的にパソコンでデジタルコンテンツを作成していますが、スマホでも作れないことはありません。むしろ、最近はスマホで作成している方もよく聞きます。本当にスマホは便利で、いろんな機能とかアプリがあるので、スマホでテキストベースのコンテンツを作成してPDFにして書き出せばデジタルコンテンツが作成できます。また、スマホで動画も撮影できるので、動画コンテンツだって作成できます。このように、手軽に作成できるのもメリットですね。
もし、セミナーや塾などの講師をやっている方は音声を録音したり、ビデオを撮影しておけば、簡単にデジタルコンテンツにすることができます。
デジタルコンテンツのデメリット
次に、デジタルコンテンツのデメリットをお伝えしていきます。
デメリット#01. 完全歩合制
一般的な仕事なら、完全な時給制とか時給制+歩合みたいな感じで、働いたら必ずお金はもらえます。しかし、インターネットビジネスの場合はそうではありません。当たり前といえば当たり前ですが、デジタルコンテンツを作成して販売するとなると、完全歩合になります。売れたら売れた分だけ収益になり、売れなければ0円ということも全然あり得ます。適切な商品を適切なターゲットに対して提供したり、適切なマーケティングを実践しないと思うように売れないんですね。実際に、僕が最初に作成したデジタルコンテンツは、作成するのに2,3ヶ月かかりましたが、収益は200円ほどでした。1日に100個とか売れればよかったですが、そうは行かず、1ヶ月で5個も売れていないような状態でした。時給は全く意識していませんでしたが、おそらく、1時間5円とかそのくらいだと思います。このように、デジタルコンテンツというはインターネットビジネス全般的に言えることですが、完全歩合制なので、それは頭に入れておく必要がありますね。
デメリット#02. 勉強が必要
先ほどのメリット#04でお伝えした内容と逆のことになりますが、勉強は必要です。自分の知識をベースにコンテンツを作成していく場合でも、マーケティングに関する勉強は必須だと思います。つまり、売るためのスキルを身につけるということです。デジタルコンテンツを販売する場合はセールスレターを書くのでコピーライティングの勉強は必要になってきます。あとは、デジタルコンテンツを提供する方法だったり、コミュニティーを運営する方法だったりということを勉強する必要は出てきます。
デメリット#03. 教える技術が必要
やっぱり、デジタルコンテンツではなくても、リアルな場で教える場合でも、購入してくれた人にちゃんと伝わるようなコンテンツを作成しないといけません。自分のスキルをただeBookとか動画コンテンツにして販売すれば良いというものではなく、お客さんに結果を出してもらうために、ちゃんと内容が伝わり、実践してもらえるようにわかりやすく伝えないといけません。
デジタルコンテンツを作る際のポイント
デジタルコンテンツを作るときに、いくつかポイントがあるので、それを次に確認していきましょう。
ポイント#01. わかりやすさを意識する
まずは何と言っても、わかりやすさです。お客さんは何かしらのやり方を知らないので、あなたの商品を購入しています。つまり、商品で扱っているトピックに関しては、初心者ということです。なので、初心者に十分伝わるようにコンテンツを作成していきましょう。僕は、いつも小学生でもわかるように説明することを意識しています。それにはいくつか理由があるんですけど、1つは大学の教授が言っていた言葉が理由です。教授なので普段は論文を書いています。教授なので、イメージとしては、難しい文章を使って書いているんだろうなと思うかもしれませんが、その教授は、
小学生でもわかるように文章を書いている
という風に言っていました。その教授は物理が専門なんですけど、頻繁に実験をしているわけですね。論文というのは、研究結果を伝えるためではなく、第三者が同じことをやっても実験が成功するという再現性が必要です。だから、同じ実験を再現できるように、小学生にもわかるように文章を書いているそうです。
2つ目はコピーライティング関係の書籍を読んだのがきっかけです。そこでも、わかりやすさについて書かれていました。普通の大人が文章を書いた時は、あまり売り上げが良くなかったんですけど、小学生にわかりにくいところを聞いて、修正したら売り上げが改善したとありました。だから、わかりやすく書くということは、それだけ重要なんですね。ということで、あなたもぜひわかりやすさを意識してコンテンツを製作していってください。
ポイント#02. ターゲットの悩みを解決する
2つ目は、ターゲットの悩みを解決するということです。よく、何かを教えるとなると、自分の知識やスキルを見せびらかしがちなんですけど、それはお客さんのためになっていません。お客さんは、あなたの商品を購入して、悩みを解決したいと思っているので、商品の中で必ずその悩みを解決してあげてください。例えば、デジタルコンテンツの作り方がわからないというターゲットに対して、デジタルコンテンツの作り方を教える場合は、ちゃんとデジタルコンテンツを作れるようにコンテンツを構成していきます。
ポイント#03. コンパクトにする
3つ目は、コンパクトにするということです。現代人は、忙しいです。なので、なるべくコンテンツをコンパクトにしましょう。また、ちゃんとパッケージ化してあげてください。インターネットが普及し始めたばかりの時は、あまり良い情報がありませんでしたが、最近はブログをやる人が増えてきたりして情報がありふれています。逆に、情報がありすぎて、どれが正しいのか、どの情報とどの情報を組み合わせて実践していけば成功するのか迷ってしまうんですね。なので、ステップバイステップみたいにして、お客さんが迷わず、実践していけるように構成してあげましょう。
ポイント#04. 実践できる内容にする
最後は、実践できる内容にするということです。概念的な内容も必要かもしれませんが、ターゲットの悩みを解決することを第一に考える必要があるので、その悩みを解決できるように、実践できる内容にしてあげてください。例えば、キーワード選定について知りたいと思っている方に対して、「キーワード選定とは?」とか「キーワード選定のポイント」のような基本的な概念だけではなく、Googleキーワードプランナーを使ったキーワード選定の方法とか、記事タイトルのつけ方のような実践的な内容を伝えます。そうすると、お客さんは悩みを解決しやすくなって、商品に対する満足度も上がります。
デジタルコンテンツを作成する時に使えるツール
デジタルコンテンツを作成するためのツールはたくさんありますが、メジャーなものを以下に載せておきます。これらを使って、コンテンツを作っていきましょう。
Pages/Word/Googleドキュメント
これらは、eBookやワークブック、チェックシートなどPDF形式のものを作成する場合に使えます。パソコンやスマホに保存するのではなく、オンラインにストックしておきたい場合は、Googleのサービスを使うと良いです。PagesもiCloudで保存できますが。
Keynote/PowerPoint/Googleスライド
これらも、同じようにPDF形式のものを作成する時に使えますね。動画に使用するスライドを作成したり、スライドをPDFにして、配布したりできます。
Numbers/Excel/Googleスプレッドシート
NumbersやExcel、Googleスプレッドシートは、自動計算シートやカレンダーを作成する時に使います。
Canva
Canvaは結構万能で、いろんなものが作成できます。オンラインで完結させたいとか、デザイン性の高いコンテンツを作成したい場合は、Canvaがオススメです。基本的に無料で使うことができますが、有料の素材を使うとなるとクレジットカードを登録しないといけません。
ScreenFlow
ScreenFlowは、スクリーンキャプチャと動画の編集ができるツールです。$129で購入できます。
Camtasia
CamtasiaもScreenFlowと同様にスクリーンキャプチャと動画の編集ができるツールです。$249かかります。
Adobe Premiere Pro
Premier Proでは、ハリウッド映画の編集でも使われるような高度な編集ができます。
Final Cut Pro
Final Cut Proも有名で、多くのYouTuberが利用していますよね。このツールは、複数のプランがありますが、1ヶ月$19から始めることができます。
Adobe Acrobat
Acrobatは、ワークブックやチェックシートを作成する時に使えるツールです。例えば、文章を入れる欄を挿入したり、チェックボックスを追加できます。
Step1. あなたのスキルや知識を見つける
デジタルコンテンツを作成するには、まずアイデアを見つける必要があります。アイデアを見つけるというとなんか難しそうに感じるかもしれません。実際に、僕は、以前まで「有料販売できるくらいのスキルや知識なんて無いから、デジタルコンテンツは作れないんじゃないか。」と思っていました。もしかしたら、あなたもそうかもしれません。このように、多くの方はデジタルコンテンツを作ることはハードルが高いことだと思っていますが、そんなことありません。
一般の人よりも1歩、2歩くらい上手いスキルがあったり、一般の人よりも10%くらい知識が多いのであれば、そのスキル・知識をデジタルコンテンツにすることができます。ちょっと、学習塾を考えてみてください。高校生の時、アルバイトの大学生に教えてもらったことはないでしょうか?もしくは、大学生がアルバイトしているのを聞いたことはないでしょうか?ありますよね。大学生と高校生の知識量を比べた時に、それほどの差はありません。それなのに、時給1,000円とかもらえるわけです。デジタルコンテンツも同じように考えてください。人よりも、ちょっと上手だったり、知識があることで良いんです。むしろ、そっちの方がクライアントの悩みがよく理解できるので、わかりやすく伝えることができることだって多いです。例えば、Keynoteの使い方が分かるとか、1ヶ月で3キロ痩せたことがあるとか。これらは、それほど難しくないことだと思います。
もっと詳しい探し方を確認したい場合は、下の記事をチェックしてみてください。
Step2. ニッチな需要かチェックする
次に、需要をチェックします。需要は需要でも、ニッチというものかどうかをチェックします。ニッチというのは、スキマを意味する単語です。つまり、大きな需要のスキマに隠れているような小さな需要を見つけます。
3大メガニッチ
健康・美容
- サプリメント
- ダイエット
- 筋トレ
健康や美容関係には、
恋愛・人間関係
- 結婚
- 子育て
- 教育
仕事・お金
- 転職
- 投資
- 企業
ニッチの事例
次に、身の回りにある比較的わかりやすいニッチジャンルをせめている事例をご紹介していきます。
蒙古タンメン中本
蒙古タンメン中本は、ラーメン業界のニッチな需要を狙っていると言っても良いと思います。ラーメン界では、年間3,000店舗以上が新規参入していますが、1年以内に約4割ほどの店が閉店に陥っているそうです。このような激戦ジャンルでも、人気店になっているのは、いろんな理由があると思いますが、辛いのが好きな人をターゲットにしているからだと思います。
Step3. ペルソナを作成する
次に、ペルソナを作成していきましょう。ペルソナというのは、理想の顧客像のことです。ベストなのは、今いる理想のお客さんのメタ情報(性別や年齢、住所、職業、年収など)などを書き出していくのが良いですが、まだクライアントがいない場合はインターネットとかで情報を集めながら、ペルソナを作成していきます。
それで、なぜペルソナを作るのかということが気になると思います。その理由は簡単で、どんなターゲットに対して商品を売れば良いのかを理解するためです。ペルソナが明確になると、その理想的な顧客に対して適切なメッセージを届けることができるようになります。ペルソナを設定しないと、「インターネットビジネスで稼ぎたい人向け」みたいな曖昧なメッセージになってしまう可能性が高いです。インターネットビジネスは、サイトアフィリエイトとかトレンドアフィリエイト、物販アフィリエイト、クラウドソーシング、YouTuber、ウェブデザインなどいろんな種類があります。だから、セールスレターの文章を読んでも、「あっ、これは僕にぴったりの内容なんだな。」と思ってもらいにくいので、そうなると商品を購入してもらえません。そうではなく、「あなたのスキルや知識をデジタルコンテンツにして、インターネットで稼ぎたい人向け」みたいにすれば、ちょうどデジタルコンテンツを作成して、販売したいと思っていた方がセールスレターを読み進め、商品を買ってくれるようになります。
ということで、ペルソナを設定することによって、適切なターゲットに適切なメッセージを届けることができるようになるので、デジタルコンテンツを作成する際には必ず設定する必要があります。
Step4. 商品のコンセプトを考える
前回で、解決するお客さんの悩みを明確にしました。次に、商品のコンセプトを考えます。キャッチコピーみたいなものですね。初心者向けにセールスページを作成する方法を教える場合、例えば「ノウハウなんて要らない!テンプレートを使いたった5日でセールスページを作成する方法」みたいなコンセプトを考えてみました。ノウハウを学ぶのに時間をかけるのではなく、テンプレートを使ってパパッとセールスページを作成したい人に向けたコンセプトになっています。なので、AIDAやPASONA、AIDMAなどの概念的なノウハウを学びたい方には響きませんが、逆にそういったことを学びたくない方にはより魅力的だと思ってもらえます。このように、特定のターゲットに良いなと思ってもらえるようなコンセプトを考えていきましょう。まずは、コンセプトを作るためにTime、Target、Benefit、Method、USPの5つを考えていきましょう。それから、コンセプトを作成していきます。
時間
まずは、あなたの商品を購入することで、どれくらいで悩みを解決できるか、目標を達成できるかを考えてみてください。
ターゲット
ターゲットは、そのままターゲットです。でも、初心者とか、ベテラン、個人事業主、主婦みたいに大きな括りではなく、もっと細かく絞ってみてください。例えば、「月の収益が5,000円未満のアフィリエイター」みたいな感じですね。これだと、初心者のアフィリエイターでも、もっと具体的になるので、該当する方はより反応してもらえるようになります。
ベネフィット
ベネフィットというのは、お客さんの変化だと思ってください。あなたの商品を購入して、実践することで、どう変化することができるかです。例えば、「たった5日間でサイトのコンバージョン率を5倍にする」みたいな感じです。この場合、「たった5日間」なので比較的短い期間というベネフィットが伝わりますし、それからコンバージョン率が5倍になるというベネフィットも伝わります。こんな感じで、ベネフィットを明確にしてみてください。1からベネフィットを考えるのは結構大変なので、商品の特徴をベネフィットに転換してみると良いです。例えば、PDFと動画コンテンツを用意しているのであれば、「家だけでなく、通勤通学中にも学べます。」ということがベネフィットになりますよね。他には、例えば小さくて軽いカメラを販売したいのであれば、「ジーンズのポケットに入るので、手軽に持ち運ぶことができます。」みたいなベネフィットに転換することができます。このように、商品の特徴をベネフィットにすることができますので、試してみてください。
方法
これは、どのような方法で提供するのか、どんなコンテンツを提供するのかです。例えば、PDFなのか、動画コンテンツなのか、コミュニティーなのかとかですね。
USP(競合には無い新しさ)
USPは、競合には無い自社の強みとかって言われます。他社が提供しているサービスと全く同じようなコンセプトだと「またこれか!」と思われます。なので、もっと強烈な印象を与えるためには、競合には無い新しさを考えてみると良いです。
コンセプト
最後にコンセプトを決めましょう。先ほど考えていただいた、Time、Target、Benefit、Method、USPの5つから2つほどを組み合わせて1つのコンセプトを作成してみてください。例えば、「1日で完成!コンバージョンを2倍にするポップアップの作り方」みたいな感じです。
Step5. デジタルコンテンツの媒体を選択する
一口にデジタルコンテンツといっても、いろんな媒体があります。基本的には、eBook(電子書籍)や動画コンテンツ、音声コンテンツになると思いますが、eBookでも普通の書籍みたいにただノウハウを詰め込んだタイプのものなのか、それともワークブック形式にして、お客さんに何かテキストを入力してもらうのか、もしくはチェックシートでTodoリストを作成して、お客さんにチェックをしてもらうような形態にするのかみたいにいろんなタイプのものがあります。それを以下にアイデアを載せておきますので、あなたが作れそうなものをピックアップして作成していきましょう。
アイデア#01. eBook
eBookは、よく見かける電子書籍のことです。AmazonのKindleみたいな感じです。ブログ記事を1つのPDFにまとめたり、動画コンテンツや音声コンテンツを文字起こしして、PDFにまとめて、eBookとして配布したりします。
アイデア#02. ワークブック(ワークシート)
ワークブックは、記入できるPDFです。Adobe Acrobatを使えば、パソコンでもスマホでも記入できるように、記入欄を設けることができます。
アイデア#03. チェックシート
チェックシートは、Todoリストを作成して、お客さんがチェックを入れられるようにしたPDFです。これもAdobe Acrobatを使って、チェックボックスを設置することができます。
アイデア#04. チートシート
チートシートは、カンニングペーパーのことです。何か忘れてしまいそうなものをメモして渡してあげます。例えば、プログラミングコードとかですね。
アイデア#05. テンプレート
テンプレートは非常に人気です。初心者にとっても嬉しいですが、ノウハウを学びたくないとか早く成果を出したいと思っている方は欲しいと思ってくれます。例えば、セールスレターとかステップメールのテンプレートで、あらかじめこちらで雛形を作成しておきます。そして、お客さんのオリジナルの文章を書いてもらうところを穴埋めにしておいて、PDF形式で渡します。
アイデア#06. ビデオコンテンツ
ビデオコンテンツは、3通りのやり方があります。
- スクリーンキャプチャ形式
- 顔出し形式
- ハイブリッド形式
この3つです。僕はどれもやったことがあって、どれにもメリット・デメリットがあると感じています。スクリーンキャプチャ形式の場合は、パソコンの画面を録画するだけなので、ScreenFlowやCamtasiaなどのスクリーンキャプチャを取ることができて、編集できるツールとKeynote(Macユーザーの方)もしくはWord(Windowsユーザーの方)、あとはマイク(Blue社のSnowballがオススメ)があれば良いので、あまり費用がかかりません。しかも、心理的な障壁も顔出しと比べるとあまりありません。こういったメリットがある一方で、スクリーンキャプチャ形式では、動画を撮影している本人の顔が見えないので、パーソナリティーが出づらいというデメリットがあります。
顔出しとハイブリッド形式に関しては、ほとんど同じなのでまとめてしまいます。これらは、撮影するためのカメラもしくはビデオカメラと、スクリーンキャプチャするためのScreenFlowやCamtasiaなどのツールが必要になってきます。あとは、AdobeのPremiere Proなどの高度な編集ができるツールも必要ですね。このように色々と費用や手間がかかるというデメリットがあります。でも、これらは手間がかかる分、映像としてのクオリティーがあるので、評価が高まりやすかったり、パーソナリティーが出ます。実際に、僕がUdemy(ユーデミー)で公開しているコースは、顔出ししているコースの方が評価が高い印象です。
ということで、動画コンテンツにする場合は、これらのメリット・デメリットを考えた上で、3タイプのやり方から1つを選んでみてください。
アイデア#07. 音声コンテンツ
次は、音声コンテンツですね。音声コンテンツの場合は、基本的にスクリーンキャプチャ形式の動画を撮影する時の機材があれば十分です。PCで録音する場合はBlueのSnowball、スマホで録音する場合はSONY ECM-CS3があると高音質で録音することができます。あとは、編集ソフトが必要になりますが、ScreenFlowやCamtasiaといった有料ではなく、無料のAudacityを使っても良いですね。
アイデア#08. メールマガジン(メルマガ)
次は、メルマガです。メルマガの場合は、1通のメールで全部のコンテンツを渡すのではなく、複数のメールに分けて送信していきます。それで、メルマガの場合はやり方が大きく分けて、次の2通りあります。
やり方#01. メールに直接コンテンツを記入する
まずは、メールに直接コンテンツを記入するパターンです。これは、シンプルですね。1つのレクチャーを1通に書いて、送信します。ConvertKitなどのメール配信サービスを契約すれば、ステップメールという形で自動でメールを配信することができるようになります。
やり方#02. ブログ記事や動画をシェアする
2つ目は、ブログ記事や動画をシェアするパターンです。これは、コンテンツをメールに直接記載して送信するのではなく、ブログ記事や動画コンテンツにして、そのURLを送信していきます。ただ、ブログ記事にする場合はカギをかけておいて、お客さんにパスワードを伝える必要がありますね。そうしないと、インターネットが使える人、全員がコンテンツを見れる状態になってしまうので。動画に関しても同じです。YouTubeに動画をアップする場合は、限定公開にしておいたり、Vimeoでも視聴者を制限する必要があります。このように、視聴できる人を限定した上で、記事や動画のリンクを取得します。それで、メールにレクチャーの概要とそのリンクを記載して送信します。これが2つ目のやり方です。
ということで、これらが商品の媒体のアイデアです。これらから1つを選んで、コンテンツを作成していっても良いですが、複数の媒体を組み合わせて1つの商品を作成して行くことをお勧めします。例えば、eBookだけじゃなく、音声コンテンツやビデオコンテンツも用意したりですね。でも、これは「eBookではこの内容を扱って、音声コンテンツではこの内容を扱う。」というように、それぞれの媒体で異なる内容にするということではありません。同じ内容をeBook、音声コンテンツ、ビデオコンテンツにするということです。このように複数の媒体を配布すると、忙しい時はPDFで学んで、集中的に学びたい時は動画を視聴するというように、いつでもあなたのコンテンツで学べるようになるわけですね。そうすると、お客さんの満足度を高めることができます。なので、できるだけ複数の媒体でコンテンツを作成していきましょう。
Step6. 商品のアイデアを考える
次に、商品のアイデアを考えていくんですけど、その前に、お客さんが解決したい悩みを明確にしていきましょう。というのも、商品を作成する際は、よく知識をひけらかそうとしてしまうからです。商品は、あなたの知識をお客さんに知ってもらうことが目的ではありません。お客さんの悩みを解決することが目的です。なので、そのお客さんが抱えている悩みを、このステップで明確にしていきましょう。
お客さんの悩みをチェックする
まずは、お客さんの悩みをチェックしていきましょう。Yahoo知恵袋などで、作成していこうと思っている商品のトピックを検索してみましょう。それで、悩みを見つけます。それで、その悩みを解決できるかどうか確認しましょう。
商品のアイデアを考える
次に、見つけた悩みを元に商品のアイデアを考えていきます。まずは、最低でも10個ほどの章を考えていきましょう。
方法#01. 必要だと思うトピックをリストアップする
まずは、あなたが必要だと思うトピックをいくつか書き出してみてください。例えば、ブログを運営するためには、WordPressをインストールする方法を知っておくべきだと思ったら、「WordPressをインストールする方法」をリストアップするみたいな感じです。
方法#02. ベンチマーク記事を見つける
2つ目のやり方は、ベンチマーク記事を見つけるというものです。Googleで検索して、参考にする記事を見つけていきましょう。そしたら、記事を見て、見出しをチェックします。それらの見出しで、コンテンツが作れそうなものをリストアップしていきます。
方法#03. 書籍やコースをチェックする
あとは、書籍やコースをチェックするというのも良いですね。ブログ記事の場合もそうですが、書籍やコースはまとまっています。見出しの順番でコンテンツを作成していけば、結構まとまりのある商品が出来上がるので、見出しを真似しても良いでしょう。ただ、その場合、見出しをアレンジしてみてください。もちろん、内容はあなたの意見や経験をベースにしてください。そうでないとただのパクリになってしまうので。
ということで、上記の3つのやり方でネタを探してみてください。
Step7. 有料商品のコンテンツを作成する
それでは、実際に有料のデジタルコンテンツの内容を作成していきましょう。前のステップで章を10個程度リストアップしてきました。次は、それに肉付けしていきます。
各章でお客さんが抱えそうな質問をリストアップする
まずは、各章でお客さんが抱えそうな質問をリストアップしていきましょう。例えば、ブログを運営する方法という商品を販売するとします。その中で、WordPressをインストールする方法を章で扱う場合、「どこでドメインを取得するんですか?」とか「どのサーバーを使うんですか?」、「SSL化するにはどうすれば良いですか?」というような質問が出てくると思います。そういう想定できる質問をリストアップしていきます。
レクチャーに作成する
想定できる質問が実際にリストアップできたら、いよいよ肉付けをしていきます。ここでは、あなたの知識を中心にコンテンツを作っていきます。もし、内容が薄いかなと思うのであれば、ベンチマーク記事を見つけたりして、もっと肉付けしていきましょう。
Step8. レビューを集める
ここからは、デジタルコンテンツを販売した後の内容になりますが、必ずレビューを集めてください。直接お客さんにメールを送ってレビューのお願いを送っても良いでしょう。その際は、素直な意見をもらってください。中には、良いレビューをくれる方もいると思いますが、「こんな内容をもっと深く知りたかった。」とか「これはすでに知っていることだったから、無駄に感じた。」みたいなレビューもあると思います。もちろん、全員に商品を気に入ってくれるわけはないので、ある程度は無視しないといけませんが、同じ意見が複数ある場合は、ちゃんと改善する必要があることだと思うので、そういった意見は参考にして、コンテンツを改善していきましょう。
小さい修正であれば、そのコンテンツを改善すれば良いですが、大きな修正が必要な場合は、別にミニコースを作成して、バンドル(特典みたいに)として販売しても良いです。バンドルにする場合は、セールスページに特典として追加しておくと良いですね。
Stepα. 次のデジタルコンテンツを作成する
ここからは、プラスαとしてもっと収益を上げるために、次の有料コンテンツを作成するアイデアをご紹介します。これは、バックエンド商品(利益商品)と言います。つまり、利益率が高い商品のことです。これには、2つの方向性があります。
上位商品を作る
上位商品というのは、例えば「初心者向け!デジタルコンテンツの作り方」みたいなコンテンツを販売していたら、シンプルに「上級者向け!デジタルコンテンツの作り方」みたいな感じで、後続商品を作成します。もしくは、初心者と上級者みたいに直接的な上位商品を作成するのではなく、ステップ2として学ぶのにふさわしい商品を作成しても良いです。「デジタルコンテンツを作成する方法」というコースを最初に販売するなら、「デジタルコンテンツを販売する方法」というコースを販売するみたいな感じです。こうすれば、「デジタルコンテンツを作成する方法」がステップ1で、「デジタルコンテンツを販売する方法」がステップ2という関係になるので、お客さんは「ステップ2も買いたい!」と思ってくれますよね。
関連商品を作る
2つ目は、関連商品です。例えば、「ConvertKitの使い方」というコースを最初に販売しているのであれば、「ステップメールの作り方」を販売するみたいな感じですね。両方ともEメールマーケティング関連のコースになるので、この場合も買いたいと思ってくれるはずです。