ConvertKitのTag(タグ)機能の使い方
こんにちは、根本耕輔です。 今回は、ConvertKitのTag (タグ)と言う機能の使い方をご紹介します。
このタグ機能は、非常に便利な機能です。例えば、特定の商品を購入したリストに対して、タグを付けて、そのリストだけに対して別の商品をセールスしたりということができるようになります。この記事で、ぜひ使い方をマスターしてみてください。
ConvertKitのTag(タグ)とは?
ConvertKitには、タグという機能があります。これは、非常に便利な機能で、服屋の商品タグみたいな感じで、お客さんにタグをつけることができます。タグをつけて終わりではなく、特定のリストから除外するとか、Automation機能でタグが付いたら特定のSequence(ステップメール)を流すという設定ができます。
ConvertKitの対抗馬であるMailChimpには、以前はこのタグ機能はありませんでしたが、便利なのが広まったせいか、最近タグ機能が追加されました。ほんと便利な機能なので、ぜひ使ってみてください。
ConvertKitでタグを作成する方法
タグは、ダッシュボードの「SUBSCRIBERS」にある「Tags」という項目で作成していきます。「+ Create a Tag」をクリックすると、ポップアップが表示されますので、「Tag name」の欄にタグの名前を入力します。そして、「Save」ボタンをクリックすれば、タグが作成されます。
手動でリストにタグを付ける方法
作成したタグは、手動でも自動でも付与することができます。まずは、手動で付与するパターンをご紹介します。これまでに、Automation機能を設定していなくて、どうしてもリストにタグ付けしたい場合はこのやり方でやっていきます。
まずは、「SUBSCRIBERS」でタグ付けしたいリストを選択します。すると、そのリストの詳細情報の画面に遷移するので、一番下までスクロールします。すると、「TAGS」という項目があるので、ここのプラスボタンをクリックします。「Add a tag…」というドロップダウンメニューから付与したいタグを選択します。これで、選択したリストに対してタグが追加されます。
Visual Automationでタグを使用する方法
リストに対して、手動ではなく、自動でタグ付けしたいという場合は、Visual AutomationかAutomation Rulesを使用しましょう。まずは、Visual Automationの使い方をご紹介します。
「AUTOMATIONS」に行き、「New Automation」ボタンをクリックしてオートメーションを作成します。まずは、管理しやすいように適切な名前をつけておきましょう。そしたら、ちょっと見えづらいんですけど「CREATE AUTOMATION」というボタンが画面の中央部にあります。今回は、「[ビジネス]ブログ更新通知」というフォームに登録してくれた方のリストに対して、「タグ」というタグを付けるというオートメーションを設定します。
その場合、「Joins a form」を選択し、「Choose a form」で「[ビジネス]ブログ更新通知」を選びます。選んだら、「Add Event」ボタンをクリックします。次は、タグ付けですね。真下にあるプラスのボタンをクリックすると、「Event」、「Action」、「Condition」の3つの選択肢が表示されますが、今回は「Action」を選びます。そして、「Add or remove tag」をクリックし、「タグ」を選択します。「Add action」ボタンをクリックすれば、タグ付けの設定が完了です。こうすることで、「[ビジネス]ブログ更新通知」というフォームで登録したリストに対して、自動的に「タグ」が付与されるようになります。
最後に、画面の右上にある「PAUSED」ボタンをクリックして、表示されるポップアップにある「Turn it on!」ボタンをクリックすれば設定が完了です。
Automation Rulesでタグを使用する方法
Automation Rulesでは、Visual Automation同様にタグをトリガーに設定したり、アクションに設定することができます。今回は、「[ビジネス]ブログ更新通知」というフォームに登録してくれた方のリストに対して、「タグ」というタグをつけていきます。まずは、「Rules」から「+ Add Rule」ボタンをクリックします。
次の画面では、左に「Trigger」、右に「Action」という項目があります。「Trigger」は引き金を意味しますので、何かしらの起点をここで設定します。「Action」は、トリガーが発動した際の、行動を意味します。つまり、今回の場合は「Trigger」でフォームを、「Action」でタグを設定していくということですね。ということで、「Trigger」から「Subscribes to a form」を選択し、「[ビジネス]ブログ更新通知」を選びます。次は、「Action」で「Add tag」を選び、「タグ」を選択します。これで「[ビジネス]ブログ更新通知」というフォームで登録したリストに対して自動的に「タグ」が付与されるという設定が完了です。最後に、「Save Rule」ボタンをクリックしましょう。
Automation RSSでタグを使用する方法
「RSS」では、ブログ更新通知の設定ができるんですけど、タグを使ってどのリストに対して送信するかどうかを決めることができます。まず、「RSS」に行って、「+ Add Feed」もしくは既存のフィードを選択します。今回僕は、既存のフィードで設定していきます。
そしたら、「Select your subscribers」という項目がありますので、ここでタグを設定します。「+ Add Filter Group」ボタンをクリックして、「Matching ___ of the following:」で「any-いずれか」か「all-全て」、「none-いずれでもない」を選択します。今回は、タグを1つしか設定しないんですけど、その場合は「any」でも「all」でもどちらでもOKです。次に、「+ Add Filter」をクリックし、「select」から「tags」を選択します。そして、今回は「タグ」を選びます。これで、「タグ」というタグがついたリストに対して、ブログ更新通知を送信できるようになります。
Sequencesでタグを使用する方法
Sequenceでは、ステップメールを作成することができます。タグを使用することによって、一連のステップメールから削除することができますし、1通1通タグによって送るリストを変更することができます。
一連のステップメールからタグを使って削除する方法
まず、一連のステップメールから特定のタグがついたリストを除外する方法ためには、「SETTINGS」に行きます。そして、スクロールすると真ん中のあたりに「Exclude subscribers from this sequence」という項目があります。これは、「このシーケンス(ステップメール)から購読者を除外する」という意味なんですけど、ここの「Tags」を開きます。すると、作成したタグが表示されますので、ステップメールから除外したいタグを選択します。チェックしたら、「Update Sequence」ボタンをクリックして、設定をセーブしておきましょう。
1通1通送信するリストを変更する方法
また、ステップメール全体から特定のタグがついたリストを除外するのではなく、1通1通細かく、1通目はAのリストに対して送信して、2通目はBのリストに対して送信するみたいなフィルターの設定をすることもできます。この設定は、「CONTENT」で行います。漏斗のマーク(Add a filter to this sequence)があるので、それをクリックします。
「Matching ___ of the following:」という項目で「any-いずれか」か「all-全て」、「none-いずれでもない」を選択します。そして、「+ Add Filter」をクリックし、タグを設定していくんですけど、最初の項目は「Subscribe to」でOKです。その下の「select」で「tags」を選択します。すると、「Select tags(type to filter)」という項目が表示されるので、クリックしてタグを選びます。そうすると、例えば「Matching ___ of the following:」で「any」を選び、「テスト」というタグ選択すると、「テスト」というタグがついたリストには設定しているメールを送信しないという設定ができます。
WordPressプラグインでタグを設定する方法
WordPressのサイトにConvertKitのプラグインをインストールしている場合は、WordPressで直接タグ付けをすることができます。つまり、ConvertKitのAutomationsに行く必要はないということです。今回は、ConvertKitのプラグインをインストールして有効化した状態であることを前提にタグ付けのやり方をご紹介します。
まずは、投稿ページでも固定ページでも良いので、いずれかでページを作成、もしくは既存記事を開きます。すると、下の方にConvertKitの項目があります。ここにある「Form」でオプトインフォームを選択します。そして、「Add a Tag」で、設定したオプトインフォームでEメールアドレスを登録した方に対して付けるタグを選択します。これで、自動的にタグ付けされるようになります。
また、同じオプトインフォームでも記事毎に別のタグを付けることができます。つまり、AとBの記事でCというフォームを選択したけど、AにはXというタグを、BにはYというタグを付与することができるということですね。