ランディングページのコンバージョンを上げる社会的証明とは?

こんにちは、根本耕輔です。

ランディングページのコンバージョンが低くて悩んでいませんか?手っ取り早くコンバージョンを上げたいなら、社会的証明を追加するのがオススメです。本記事では、そんな社会的証明のついてご紹介していきます。

社会的証明とは?

社会的証明というのは、ソーシャルプルーフと言われたりもしますが、人は自分と同じような境遇の人と似た行動を取る傾向にあります。その心理を利用したコピーライティングのテクニックのことを言います。

なぜ社会的証明を追加するのか?

社会的証明は、LPにおいておくと効果的です。それはなぜかというと、人の心理に基づいて効果的であるということが証明されているからです。よく、ブログではSNSのシェアボタンが設置されていますが、そのシェアボタンに何件かシェアされている形跡があれば心理的な障壁が低くなりシェアされやすくなります。他にも、ECサイトなどでは必ずレビューが載っていますよね。他の人のレビューをおいておくことで、他の人がその商品やサービスを利用しているというのがわかるので、信頼感や安心感を生じます。「自分も買ってみようかな。」という心理が働くので、社会的証明が追加されるわけです。

社会的証明の種類

社会的証明はたくさんありますので、あなたのランディングページに1つはいれてみましょう。

#01. お客様のレビュー

お客様のレビューは、最も有名で一般的だと思います。実際にクライアントからレビューをもらって、それをLPに載せましょう。まだ、レビューが1つもない場合は、クライアントにメールして書いてもらいましょう。ただ、無料で書いてもらうのはちょっと気がひけるとか、貴重な時間を割いて書いてくれる人はあまりいないかもしれませんので、その場合はレビューしてくれる代わりに商品のクーポンを配布したり、無料でコースを提供したりしてみると良いです。もしくは、知り合いや友人に商品を試してもらって、レビューしてもらうのも良いです。とにかく、レビューを集めてみてください。

あと、クライアントでも知り合い・友人でも、顔写真と肩書き、レビュー本文を載せても良いか確認を取ってみてください。この3点セットをLPで載せることができれば、最も信頼度が高まります。レビュー本文は当たり前ですが、特に顔写真があると実在する人であるとわかるので、より効果的です。

スクリーンショット 2020 02 07 17.03.14

これは、Udemyコースのセールスページにあるレビューです。講座を受講していると、約10分後にレビューのお願いが表示されます。そこで、レビューを記入してもらうことで、セールスページにも反映されるようになります。

SmartPassiveIncome レビュー

この画像は、SmartPassiveIncomeさんのセールスページにあるビデオです。単なるビデオではなくて、クライアントに撮影してもらったレビュー動画になっています。例えば、普段セミナーをやる機会がある方は、そのセミナー終わりに協力してもらって撮影してみると良いですね。セミナーをやっていない人は、クライアントにビデオ撮影をお願いしても良いです。ただし、ビデオはハードルが結構高いので、代わりに商品をプレゼントするとか工夫してみましょう。例えば、、、

レビューの文章を書いてもらうかレビュービデオを撮ってもらえる方を探しています。レビューを書いていただける方には、A商品(9,800円)を無料で提供します。レビュービデオを撮っていただける方には、A・B・Cの商品(計49,800円)を無料でご提供します。よろしくお願いします。

みたいにメールを送ってみると良いかもしれません。

#02. データ

データも良いですね。GoogleアナリティクスのPV数とかPayPalの売り上げなど、イカサマできないようなデータをスクショして、LPに載せます。他には、他人のデータを引用してきても良いです。例えば、あなたが何かしらの主張をした場合、その証拠を提示する事で、あなたの主張を裏付けることができるので、信頼性が増します。

neil patel データ

これは、Neil PatelさんのLPで使われていたデータです。Googleアナリティクスのデータをスクショして載せています。NeilさんはSEOを駆使して、より多くのトラフィックを集めるためのコンサルティングをされているので、それの証拠となるデータを提示しているわけですね。

#03. SNSシェアボタン

Backlinko SNS拡散ボタン

これは、Backlinkoさんのブログ記事なんですけど、ここに表示されているように、ランディングページにもSNSのシェアボタンを置いても良いですね。シェア数がゼロの場合は、あまり効果がありませんが、Facebookのいいねが1万あったり、YouTubeのチャンネル登録数が10万を超えているとか。そういった場合は、LPに拡散ボタンを載せてみましょう。

#04. ケーススタディー

ケーススタディーは、事例のことですね。あなたの実体験でも良いですが、クライアントのものを載せるとより効果的です。そうすることで、客観的な事例になるので、信頼してもらいやすくなります。

バズ部 ケーススタディー

これは、バズ部さんのLPです。バズ部さんのクライアントの事例集ということで、15社の事例が載っています。このページで事例の文章を載せているわけではなく、別途記事を作成し、そのページのカードを埋め込んでいます。

#05. クライアントの企業ロゴ

企業ロゴは、クライアントになってくれている企業のロゴを使用するということです。企業ロゴを追加することで、コンバージョン率が32%もアップしたという事例もあるくらい強力です。かなりの信頼を得ることができるわけですね。

backlinko 企業ロゴ

これは、Backlinkoさんのランディングページです。「Entrepreneur」や「Forbes」、「Huffpost」、「Inc.」といった有名企業がクライアントになっているので、それらのロゴをLPに載せています。

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また、ECサイトを運営している方は、クレジットカード情報でお金を支払ってもらうと思いますが、その際に安心・安全を伝えるためにバッジを載せたりしますよね。そのバッジによっても、効果が様々だということがわかっています。Baymard Instituteさんによると、上の画像にあるロゴを表示しない場合と、表示した時を比べてみると、追加した方が効果が大きかったんですけど、もっとも有効なのは、Nortonのロゴだったそうです。僕も、この中で知っているのはNortonくらいなので、Nortonのロゴがあったら、より信頼度が高まります。

#06. 連携できるサービスやツールのロゴ

これは、サービスやツールを提供している方におすすめですが、その提供しているサービスもしくはツールは他の有名なプラグインとかサービスと連携することはできるでしょうか?もしできるのであれば、そのロゴをLPに載せましょう。

ConvertKit連携できるツール・サービスのロゴ(社会的証明)

これは、ConvertKitさんのランディングページの一部です。ConvertKitと連携して、マーケティングオートメーションを組むことができるサービスやツールのロゴを載せています。もちろん、有名どころの

事例#07. 使用しているサービスやツールのロゴ

これは、個人でもできますね。例えば、僕はWooCommerceのプラグインを利用しているので、そのロゴをLPに載せることができますよね。それから、オンラインコースはTeachableで提供しているので、Teachableのロゴを載せたり。特に、Teachableは、オンラインコースを提供するサービスなので、ダイレクトにお客さんのユーザビリティーに影響してきます。ここで、無名のツールを使っていたり、良いレビューがないサービスを使っていると「じゃあ、コースを購入するのをやめようかな。」と思われるかもしれません。逆に、世界的に利用している人が多いTeachableでオンランコースを典型していれば、信頼感を与えることができますので、売り上げにも好影響を及ぼします。

#07. ユーザーアクティビティー

OptinMonster ポップアップ

OptinMonsterさんの姉妹サービスであるTrustPulseでは、「7時間前にAさんがオプトインしました。」とか「2時間前にBさんが商品Cを購入しました。」みたいな感じでオプトインしてくれた人や商品を購入してくれた人の情報をポップアップとして表示してくれます。

#08. 連絡先情報

住所や電話番号などの連絡先情報を記載しておくと、信頼の獲得につながります。

Results from Flowr a/b testing

実際に、Flowrという企業がランディングページに電話番号を載せた場合と載せなかった場合のA/Bテストをしました。そしたら、電話番号ありだと54%、無しだと46%になったんですね。

Even though we didn’t receive a lot of calls I believe that having a phone number visible on the website gives more credibility to our product and trust to our visitors. When we re-design our website we will definitely include appropriate space for a bigger phone number.

あまり電話を受けなかったが、電話番号を載せることで、サイト訪問者の信頼を得ることができると信じている。今度、ウェブサイトを再構築する際は、間違いなく、適切な位置により大きく電話番号を載せるつもりです。

FlowrのDavorin Gabrovecさんは、このように言っています。もちろん電話で連絡してもらうために電話番号を載せても良いですが、それだけじゃなく、コンバージョンアップも期待できるので載せた方が良いということですね。

ringDNA 電話番号

これは、ringDNAさんのLPです。電話番号がページの右上に表示されています。

#09. たくさんの人が利用していることを提示する

これは、Fear of missing out(FOMO)といって、見逃すことに対する恐怖とかっていう意味になります。多くの人は、「他にたくさんの人が利用しているから、自分も。」と思うので、たくさんの人が使っているということを提示しましょう。

 

elementor 2000000 インストール

Elementorさんは、2019年の2月にWordPressプラグインのElementorが200万インストールを達成したと発表がありました。非常にたくさんの人が使っているので使ってみようかなと思えますよね。(実際に僕も利用しています。)

#10. レーティング

レーティングというのは、星のことです。星があるレビューと無いレビューだと、コンバージョン率が8.8%の開きがあったという事例があります。なので、レビューしてもらう際は、5つ星中いくつなのかも教えてもらうようにすると良いですね。

レーティングの事例 Udemy

これは、Udemyの事例です。トップページではいくつかのコースがこの画像のように並んでいますが、気になっている分野のコースでレートが高いものがあれば、チェックしてしまいますよね。

レーティングの事例 Amazon

次は、Amazonです。Amazonの場合も商品画像・タイトルの近くにレーティングを置いていますよね。

まとめ

今回は、ランディングページに載せる社会的証明(ソーシャルプルーフ)というものをご紹介してきました。今後、LPを作成する際は、今回ご紹介したものをいくつか追加してみてください。また、A/Bテストも繰り返し行うようにしてください。そうすれば、LPが最適化されていきます。

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