7ステップで完成!ペルソナの作り方【無料テンプレートシート付き】
こんにちは、根本耕輔です。
- これからビジネスをやっていく
- ブログ記事を作成する
- アフィリエイトを始める
何れの方も、ビジネスを始める前、もしくは記事を作成していく前には、ペルソナを作成していきましょう。あとで詳しくご紹介していきますが、ペルソナは理想のターゲット像です。これを設定しておかないと、どんな人にどんな商品を届ければ良いのかわかりません。その状態でビジネスをやっても、全く商品が売れなかったり、売れたとしても売り上げを最大化させることはできます。
この記事では、簡単にペルソナが作成できるように、7つのステップにまとめました。また、無料のテンプレートシートもダウンロードできますので、ご利用ください。
ペルソナとは?
ペルソナは、人物像のことです。適当な人物像ではなく、ビジネスにおける理想のターゲットの人物像を指します。つまり、あなたが商品を販売する、もしくはアフィリエイトするターゲットの人物像です。具体的には、年齢や性別、職業、住所、悩みなどです。
ペルソナを作成する理由
ペルソナを作る理由は、どんなターゲットに対して売りたい商品を売れば良いのか、明確に理解するためです。ペルソナを設定しないと、どんな人に商品を販売すれば良いのかわかりませんし、そんな状態で商品をセールスしようと思ってもターゲットに適切なメッセージを届けることはできません。
ペルソナを設定すれば、適切なターゲットに適切なメッセージを届けることができるようになりますので、ランディングページやセールスページの成約率も上がってきます。また、ブログもペルソナを設定して、そのペルソナに対して記事を書けば、リストの取得率も増します。もし、アフィリエイトに取り組んでいるのであれば、どんな案件を選べば良いかということもわかってきます。このように、ビジネスをする上で、ペルソナは非常に重要なものなので、必ず作成していきましょう。
ペルソナ作成に必要な情報
ペルソナを作成する上で必要な情報を以下に載せておきます。これを参考に、ペルソナを作成していきましょう。
- デモグラフィック
- バックグラウンド(経歴)
- 悩み
- ゴール
- ネット検索
- 買い物
サイトによっては、これら以外の情報も設定することをオススメしているところがありますが、基本的にこれらの情報さえあればOKです。
ペルソナ作りに役立つ47個の質問
ペルソナ作りに役立つ質問をまとめておきますので、これらも参考に情報を集めていきましょう。
デモグラフィック情報の質問
- 名前は?
- 性別は?
- 年齢は?
- 住所は?
- 学歴は?
職業に関する質問
- 職業は?
- 職場での地位は?
- 年収はいくら?
- 勤めている会社の社員数は?
- どんな知識が必要か?
- どんなスキルが必要か?
- 通勤時間はそれくらい?
- 上司との関係は良いか?
- 部下との関係は良いか?
- 転職は考えているか?
- 仕事に関する不安は?
- 仕事で満足していることは?
私生活に関する質問
- 既婚か独身か
- 既婚の場合、子供はいるか
- 子供がいる場合、何人いるか
- 子供の性別は?
- 子供の年齢は?
- 趣味は?
- 得意なことは?
Web関係の質問
- インターネットは使っているか?
- スマホは持っているか?
- 使っているSNSは?
商品やサービスの購入に関する質問
- 普段どのように物を購入しているか?
- 購入する際は現金か?クレジットカードか?
- いくらまで商品・サービスなら即決で購入するか?
悩み
- どんなスキルが足りないと思っているか?
- 何を学びたいか?
- 私生活でどんなことに悩んでいるか?
- 仕事でどんなことに悩んでいるか?
求めているゴール
- 私生活でどんなことを豊かにしたいか?
- 仕事に関してどんなことを成し遂げたいか?
あなたの商品・サービスに関する質問
- あなたの商品を購入しない理由は?
- 競合の商品の内容は?
- 競合商品の値段は?
- あなたの商品の内容は?
- あなたの商品の値段は?
- あなたの商品は、どんな悩みを解決してあげられるか?
- あなたの商品の支払い方法は?
- あなたの商品の受け取り方法は?
ペルソナの作り方
ペルソナは、次の7つの手順で作成していきます。
- ペルソナのデータを書き出す
- ペルソナのでもグラフィック情報を設定する
- ペルソナの経歴を設定する
- ペルソナの悩みを設定する
- ペルソナのゴールを設定する
- ペルソナのネット検索情報を設定する
- ペルソナの支払い情報を設定する
Step1. ペルソナのデータを書き出す
ペルソナを作るのにまず最初にやらなくてはいけないのは、ターゲットとなるお客さんの情報を集めるという作業です。やり方は、大きく分けて2種類あります。
- リアルなお客さんをチェックする
- インターネットで検索する
の2つです。ペルソナは理想の顧客像のことで、存在しないお客さんの情報を設定すると思いがちですが、リアルなお客さんの情報を集めた方がより適切なメッセージを伝えやすくなります。
リアルなお客さんの情報をチェックする
なので、まずは、(いる場合)リアルなお客さんの声を集めてみてください。実際に、自分でどんなお客さんなのかをチェックしてみたり、アンケートをとってみたりすると良いですね。
すでにいるお客さんの情報をチェックする
1つ目のすでにいるお客さんの情報をチェックするというのは、もしあなたがこれまでに商品を販売したことがある場合に有効です。リストを獲得する段階、もしくは商品を購入してもらう段階で、住所や年齢、職業などの情報を取得しているのであれば、それをリストアップしていきましょう。
アンケートをとる
アンケートを取るというのも良いやり方です。顧客情報をチェックすれば、お客さんの年齢や性別、住んでいる場所などは確認することができるでしょう。
そのほかの情報は、実際にお客さんにアンケートをとって、調べてみましょう。
インターネットでペルソナの情報を集める
リアルなお客さんの情報だけだと情報が少ない場合は、インターネットを使ってデータを集めます。やり方は、、、
- Googleアナリティクスを使う
- Yahoo知恵袋を使う
- Amazonのレビューを使う
- TwitterやFacebookを使う
などがあります。
Google Analytics(アナリティクス)を使う
Googleアナリティクスでは、サイトの訪問者のメタ情報をチェックすることができます。例えば、どの地域に住んでいるのか、どこからサイトに来ているのか(SNSなのかGoogleなのか)、どのデバイスを使用しているのか(スマホなのかパソコンなのか)を確認することができます。
Google Search Console(サーチコンソール)を使う
Googleサーチコンソールでは、検索クエリ(どういったキーワードでお客さんがあなたのサイトに訪れているか)を確認できるので、どんな悩みがあるのかを見つけやすいですね。
Yahoo知恵袋を使う
Yahoo知恵袋では、お客さんの悩みを調べることができます。あなたが扱っているジャンルを実際に検索してみて、見込み客の情報をリストアップしてみてください。悩みだけでなく、年齢や職業がわかる場合もあります。
Amazonのレビューを使う
Amazonレビューでも、お客さんの悩みをチェックできます。あなたが参入しているジャンルに関連する商品を調べます。そして、その商品のレビューをチェックしてみてください。星5とか星1とかは極端なレビューなので、参考にならない場合がありますが、星2,3,4の場合はちゃんとしたレビューである可能性があります。星4の場合、あと星ひとつ付けるには何が足りなかったと書かれているでしょうか?それをあなたが商品を作って販売したり、案件を紹介して解決してあげることができますよね。
TwitterやFacebookを使う
TwitterやFacebookなどのSNSでは、リアルな人が悩みをつぶやいています。あなたのジャンルに関連するキーワードをハッシュタグで検索してみましょう。そのツイートを投稿した人は、どんな人物でしょうか?ツイートだけで判断できなかったら、その人のアカウントやサイト(所有している場合)もチェックしてみましょう。
Step2. ペルソナのデモグラフィック情報を設定する
次にペルソナのデモグラフィック情報を設定していきます。デモグラフィック情報というのは、、、
- 名前
- 性別
- 年齢
- 職業
- 年収
- 住所
- 既婚/独身
- 子供の有無
などです。また、写真も追加しておくイメージつきやすいので、ぜひ追加しておきましょう。Step1でいろんな情報をリストアップしてきたと思うので、それをまとめていきます。
Step3. ペルソナの経歴を設定する
次に、ペルソナの経歴を設定します。ここで言う経歴は一般的な経歴(〇〇大学卒業、〇〇会社卒業)ではありません。例えば、、、
山田太郎は、システムエンジニアで、会社では他のエンジニア10人とチームとして一緒に働いている。山田は、リーダーとして、日々そのチームをまとめている。
これまでに、何度も大きなプロジェクトに参加し、成功を納めてきた。通常は、9時-5時で働いている。でも、大きなプロジェクトに参加すると、半年前から不規則な生活が始まってしまい、家に帰れないことも頻繁にある。
子供はまだ小さく、奥さん1人に子育てを任せてしまっているので、できることなら、自分も子育てに参加したい。
そこで、もっと家族との時間を取りたいと思い、インターネットビジネスを始めた。でも、どうやったら成功できるのかわからない。できれば、今と同じくらいの収入を得て、今勤めている会社を辞めたい。
みたいな感じです。普段どんなことをやっていて、なぜ悩みが発生するのかをちょっと長めの文章にして書き出してみましょう。この情報は、セールスページなどで使えます。例えば、「最近、家に帰れないくらい仕事が忙しく、不規則な生活を送っていませんか?」みたいに書けば、実際に仕事で忙しくて、家に帰れていないような人が反応してくれるようになります。反応してくれるということは、文章を読み進めてくれるということにつながってきて、そうなるとコンバージョン率も高くなってきます。
Step4. ペルソナの悩みを設定する
このステップでは、ペルソナの悩みを設定していきます。これは集めたデータを記載すればOKです。また、経歴を設定する過程で、こういった悩みもあるだろうなというのがあれば、その悩みも書き出しましょう。
Step5. ペルソナのゴールを設定する
次に、ペルソナのゴールを設定します。これは、ターゲットが将来的にどう変化したいかです。また、Step4で設定した悩みをあなたがどうやったら解決してあげられるかということも考えながら設定してみてください。
例えば、「起業してあまりお金がないけど、たくさん見込み客を獲得できるようになりたい。」という悩みがあるなら、「SEOを使ったブログ集客」とか「SNS集客」がゴールになるかもしれません。(ブログ記事を自分で書いたり、SNSニ投稿するのは無料なので。)
このようにゴールを設定すれば、あなたの商品でどんなことを解決してあげれば良いかわかってきます。そもそも、商品はお客さんの悩みを解決してあげるというのが目的なので、このゴール設定は非常に重要な要素です。
Step6. ペルソナのネット検索情報を設定する
次にペルソナのネット検索情報を設定します。悩みやノウハウを知りたいとき、ペルソナは、何を使って検索するでしょうか?例えば、「Googleを使う」とか「Facebookのグループに参加してノウハウをゲットする」みたいな感じです。これを設定すると、どの媒体で集客をしていけば良いか判断できます。Googleを使うなら、Googleの検索エンジン経由で集客すれば良いということがわかります。つまり、ブログを書いたり、Googleの広告を利用して集客していったら良いんじゃないかというのがわかるわけですね。
Facebookを使うのであれば、Facebookにノウハウを投稿したり(ハッシュタグをつけて)、Facebook広告を利用したりということが考えられます。ということで、このステップでは、ペルソナがよく使うネット検索情報を設定してみましょう。
Step7. ペルソナの支払い情報を設定する
最後に、ペルソナの支払いに関する情報を設定します。具体的には、どのようにお金を払うのか、つまりクレジットカードを使うのか、現金しか使わないのか、現金もクレジットカードも使うのか、PayPalをよく使うのかなどです。インターネットでビジネスをするとなると、決済ツールを利用することも多いと思いますが、現金しか使わない人がターゲットにすると、電子決済にしか対応していないと売り上げがかなり落ちてしまいますよね。このように、ターゲットによって用意しておく決済手段も変わってきて、売り上げに影響してくるので決済手段もちゃんと設定しておきましょう。
さらに、ターゲットはどのくらいの値段であれば、即決で購入するのかなども決めておきましょう。そうすると、どれくらいの値段の商品を販売すれば良いのか(売れやすいか)が明確になります。それから、あまり高い値段の商品が買わないとなれば、一括払いだけでなく、分割決済も用意した方が良いとか、そういった支払い手段がある商品を紹介していけば良いというのがわかってきますよね。
+α. 情報をセグメントする
最初は、1つのペルソナを設定するので精一杯かもしれませんが、できれば複数設定しておくと良いです。というのも、あなたが販売する商品やアフィリエイトする商品は、いくつかの異なるタイプの人に適している可能性があるからです。
例えば、「初心者の方のブログの運営方法」というサービスを提供する場合、「まだブログを運営したことがない人」もターゲットになるでしょうし、「ブログを運営したことがあるけど、うまくいっていない人」だってターゲットになるかもしれません。30代の男性や40代の女性がターゲットにできる可能性だってあります。できれば、それぞれのタイプ毎にペルソナを作成することをお勧めします。
まとめ
今回は、ペルソナの作り方についてご紹介してきました。自分で商品を作成して販売するにしても、アフィリエイトするにしても、ターゲットのことをよく理解しておくということは重要です。最終的には、売り上げに影響してくるので、今回ご紹介したやり方で、ペルソナを設定してみてください。