SEOに効果的な記事タイトルの付け方とクリック率をアップさせるテクニック
こんにちは、根本耕輔です。 今回は、SEOに効果的なタイトルの付け方ということで、ブログのタイトルをどう書けば良いか迷っている方のためにアイデアをまとめました。 いろんなアイデアがありますので、あなたのブログタイトルに応用してみてください。
ブログのタイトルはなぜ重要?
当たり前ですが、ブログのタイトルは、他のどの文章よりも重要です。検索ユーザーが検索をして、ヒットした記事は、ほぼほぼタイトルを見て決めます。
これは、Internet Marketing Ninjasさんのデータ(2017年)なんですけど、検索結果の上位20位までのCTR(クリック率)がグラフになっています。1位になると約21%くらいクリックしてもらえるということですね。でも、これはあくまでも平均です。やっぱり記事によっては、CTRは18%になったり、25%になったりします。そう変動する大きな原因としては、タイトルです。だから、タイトルはキーワードを含めるだけでなく、工夫をして、魅力的にする必要があるんですね。
ブログ記事タイトルを付けるときの基本的な心構え
タイトルは、検索者や読者の注意を引くようなものにするということですが、その前にタイトルをつける際の基本的な心構えを理解しておきましょう。
キーワードを含める
1つ目の心構えは、キーワードを含めるということです。これは、当たり前といえば当たり前ですね。ブログのキーワードは、SEO的にポイントになってくるので、絶対に含めないといけません。
ユニークにする
2つ目の心構えは、ユニークにすると言うことです。やっぱりありきたりなタイトルだと、検索エンジンに表示される際に、「またこれか。」と思われます。最悪、スルーされ、あなたの記事の存在にすら気づいてもらえません。ということで、ブログのタイトルは、出来るだけタイトルはユニークにしましょう。
Googleにダブルクオーテーションマークで考えたタイトル(”タイトル名”)を入れると検索結果が表示されます。「”タイトル”との一致はありません。」と表示されれば、そのタイトルは、ユニークである証拠です。
シンプルにする
最近は、SNSが普及してきていたり、YouTubeなどの動画コンテンツ、ブログ記事が増えてきています。情報が溢れているので、即座に理解できるタイトルじゃないと、どんどん別のコンテンツに移動されます。
だから、ヘッドラインはできるだけシンプルにしましょう。よくCMなどで使われるようなキャッチコピーを考えようとする方いますが、そういったことは必要ありません。一見カッコ良いかもしれませんが、回りくどい表現だとすぐに理解できません。それだとクリックされにくいので、簡単に理解できるような単語や表現にします。この「シンプル」という意味は、ありきたりな内容という訳ではありません。シンプルだけど「ユニーク」なタイトルにして、注目を集められるようにします。
具体的にする(曖昧な単語・表現を使わない)
タイトルには、曖昧な単語や表現は使わないようにしてください。例えば、「10個くらい」とか「たくさん」、「安い」みたいな感じです。実際に「たくさん」なのかもしれませんが、人によって「たくさん」と感じる基準は違います。「安い」も同じです。1000円が安いと感じる人もいるでしょうし、逆に高いと考える人もいます。そのような曖昧な言葉は使わずに、具体的な単語を使用するようにしましょう。
例えば、「キーワード選定に使える安いツール5選」よりも、「1000円以下で使える!キーワード選定ツール5選」にした方が、どんなことが学べるのか具体的に理解できますよね。このように、ブログタイトルはひと目で具体性が伝わるように工夫しましょう。
誇張しすぎない
YouTubeの動画のタイトルやトレンドアフィリエイトの記事のタイトルでは、よく「釣りタイトル」と言われるタイトルがつけられています。「釣りタイトル」というのは、記事や動画内で紹介していない内容を、あたかも紹介しているようなタイトルのことです。また、「ヤバイ」という単語が含まれているのに、ごく普通の内容だったり。そういったタイトルは、検索者を騙すような行為です。記事に載せていない内容をタイトルに含めないようにしましょう。
キーワードを左に(前に)寄せる
キーワードは、出来るだけ左に寄せるようにしましょう。これは、別にSEO的に有利になるからではありません。ユーザー目線で考えた時に、やっぱり、文字は左から読み始めるので、左側に知りたいキーワードがあったほうがクリックする確率は増えます。ましてや、最近は忙しい人が増えているので、しっかりタイトルを読んでくれるなんて人は少ないです。だから、出来るだけキーワードは左に(前に)寄せるようにしましょう。
タイトルは30文字前後にする
タイトルの長さについての議論は、たくさん行われていますが、30文字程度がオススメです。35文字以上になると、それから後ろの文字は「…」で省略されてしまいます。なので、出来るだけ30文字程度でタイトルを考えてみてください。
キーワードの重複はなるべく避ける
キーワードの重複はなるべく避けましょう。タイトルに キーワードを含めるのはSEOの観点から有効なのですが、不自然に3個とか含めるとペナルティーを受ける可能性もあります。基本的にキーワードはタイトルに1つにし、難しい場合でも2個までにしましょう。
クリックしたくなるタイトルのアイデア
では、実際にヘッドラインのアイデアをご紹介します。いろいろありますので、今後、タイトルを考えるときに実際に使ってみてください。
アイデア#01. ヘッドラインに数字やデータを入れる
ヘッドラインに数字やデータを入れると一気に具体性がますので、入れられる場合は数字・データを入れるようにしましょう。例えば、単に「ヘッドラインの書き方」というヘッドラインにするよりも、「7ステップで完成するヘッドラインの書き方」のようにします。
Conductorというサイトでは、以下の5種類のヘッドラインをテストしました。
- 数字を入れたヘッドライン
- 「あなた」を入れたヘッドライン
- 「やり方/方法」を入れたヘッドライン
- 通常のヘッドライン
- 質問形式のヘッドライン
その結果、数字を入れたヘッドラインが、もっともクリック率がよく、36%だったそうです。また、数字を入れると、SNSでのシェアも増えやすいということが言われています。 ヘッドラインに数字やデータを入れると一気に具体性がますので、入れられる場合は数字・データを入れるようにしましょう。 例えば、単に「ヘッドラインの書き方」というヘッドラインにするよりも、「7ステップで完成するヘッドラインの書き方」のようにします。 他にもポイントがあって、偶数よりも奇数の方が脳は信じやすいと言われているので、出来るだけ奇数を入れると良いです。特に、奇数の中でも「7」はクリック率が高くなる傾向があります。
数字を入れたタイトルの例
- 7ステップで完成するヘッドラインの書き方
- 30分でできる!超簡単ブログライティング
- オンラインビジネスに必要なたった1つマインドセット
アイデア#02. 魅力的な名詞を入れる
例えば、、、
- ポイント
- 理由
- 方法
- アイデア
- 秘密
- 戦略
というようなキーワードを入れると、そのヘッドラインをみた人は、どんなポイントなのか、どんな理由なのかを知りたくなります。
魅力的な名詞を入れたタイトルの例
- 誰にも教えたくない開封率68.3%を達成したステップメールの秘密
- セールスレターの成約率を3%上げる7つのポイント
- Webマーケターが絶対に取り入れたいSEO戦略
アイデア#03. 魅力的な形容詞や副詞を使う
形容詞や副詞を追加することで、よりヘッドラインを魅力的に見せることができます。例えば、、、
- 無料の
- 簡単な
- 信じられない
- やってはいけない
- 絶対に
- すごい
などの単語です。これらの単語がタイトルに入っているとついつい気になってしまいますよね。
魅力的な形容詞・副詞を入れたタイトルの例
- 初心者でも簡単!WordPressのインストール方法
- 無料テンプレート付き!魅力的なヘッドラインの作り方
- 絶対にやってはいけないフリーランスの税金対策5選
アイデア#04. 「あなた」を入れる
これは、ダンケネディーが提唱した「Flagging Technique」というやり方で、指差しするテクニックのことです。 これは、セールスレターでも使われるテクニックです。セールスレターではよく、スナイパーライフルのように1人のターゲットを確実に狙い撃ちしなさい、と言われます。(マシンガンのように適当にたくさんのターゲット打ち、誰かに当たれば良いなというやり方ではなく。) ブログも同じです。特定の人に対して、特定に記事を届けなくてはいけません。 じゃあ、どうやって狙い撃ちするのかというと、ヘッドラインに「あなた」を追加します。そうすると「あっ、俺のこと言っているのかも。」と思い、クリックしてもらいやすくなったり、続きの文章を読んでもらいやすくなります。
「あなた」を入れたタイトルの例
- あなたのブログが失敗する9つの理由
- 働く時間を半分にしあなたの収益を2倍にするマーケティング戦略
アイデア#05. ターゲットを記入する
これは、8つ目のアイデアと似たようなアイデアです。ヘッドラインにターゲットを明記します。これは、「あなた」ではなく、特定のターゲットの職業やスキルの成熟度(初心者・中級者・上級者)などです。例えば、「初心者のための〜」とか「フリーランス向け!」、「30代の方の〜」みたいな感じです。 このアイデアも、該当する方はクリックしたくなります。
ターゲットを記入したタイトルの例
- ブロガーにオススメなWebツール10選
- 初心者向け!YouTube動画の撮影方法
- 30代女性のためのお勧めダイエット食品まとめ
アイデア#06. ネガティブな単語を使う
Outbrainの調査では、人はポジティブな単語よりもネガティブな単語に反応しやすいということがわかっています。つまり、人は何かを得ようとするよりも何かを防ごうとするエネルギーの方が強く働きます。
ネガティブな単語を入れたタイトルの例
- あなたのブログが失敗する3つの理由
- 体に悪い食べ物10選
アイデア#07. 追加コンテンツについて言及する
追加コンテンツというのは、例えば、テンプレート、ガイド(ebookやビデオなど)、ワークブックを用意していれば、それをヘッドラインに含めるのも良いです。というのも、テンプレートやガイドがあると、お得感が生まれるからです。
追加コンテンツについて言及したタイトルの例
- WebマーケターのためのEメールマーケティング[ステップメールのテンプレート付き]
- [無料ebook付き]7ステップで完成!ペルソナの作り方
アイデア#08. 証拠を追加する
「証拠を追加する」というのは、「心理学に基づく〜」とか「科学的に証明された〜」みたいな感じです。やはり、何かの証拠に基づく記事だと信憑性が増しますので、より魅力的に移ります。
証拠を追加したタイトルの例
- 心理学に基づいたセールスレターの書き方
- 科学的に証明された究極のダイエット術
- 現役東大生が実践するマル秘勉強法
アイデア#09. 経験を追加する
あなたの経験を追加しても良いですね。あなた独自の経験なので、ユニークになります。
経験を追加したタイトルの例
- 1ヶ月にネットだけで30万円稼いだ僕のセールス戦略
- 独学でPythonをマスターした俺の勉強法
アイデア#10. 旬なワードを入れる
旬なワードというのは、例えば「2019年版」とか「インスタ映え」みたいな(ちょっと古いかもしれませんが。)単語ですね。こんな感じで、今話題になっているようなワードを入れても良いです。ちなみに、Googleトレンドで話題になっていることをチェックすることができるので、活用してみてください。
旬なワードを入れたタイトルの例
- 【2019年版】ブロガーならチェックしておきたいSEO対策
- インスタ映え間違い無し!一眼レフでかっこいい写真を撮る方法
アイデア#11. 一般論を覆す
常識や一般的に言われていることが本当は正しくないことがある場合は、それを覆すようなヘッドラインしても良いです。 よく、健康に関する常識は、間違っていることが多いです。例えば、スーパーフードで知られているチアシードは、以前は水に戻さないと毒があるとか言われていました。でも、最近ではその情報は嘘だと言われています。このように、以前までは常識のように思われていたことが、間違いである場合は「実は間違いだった〜」とか「実は〜だった」のような表現を追加してみましょう。
一般論を覆すタイトルの例
- 実は間違っていた!本当は危険なダイエット食品
- 絶対にやってはいけないキーワード選定
タイトルに使えるツール
あなたの経験を追加しても、ユニークになります。
ツール#01. Ubersuggest
まず1つ目は、Ubersuggestです。これは、キーワード選定ができるツールです。僕も使っているんですけど、月間の検索ボリュームや競合性をチェックすることができる無料のツールです。
ツール#02. Buzzsumo
Buzzsumoは、キーワードを検索すると、キーワードを含んだシェア回数の多い記事が表示されます。FacebookやTwitter、Pinterestでよくシェアされている記事のタイトルをチェックしてみてください。そして、あなたのタイトルにどうやって活かせるかを考えてみてください。 Buzzsumoは、無料だと利用制限があり、検索結果に表示されるタイトル数が少ないですが、それでも十分使えます。
ツール#03. Googleトレンド
3つ目は、先ほどもちょっとご紹介したGoogleトレンドです。今話題になっていることについての記事を書いていきたい場合は、使ってみてください。また、今話題になっていることだけじゃなくて、季節もののキーワードを狙う時も使ってみると良いですね。
それから、検索したキーワードがどの都道府県でよく検索されているかも表示されるので、特定の地域でビジネスをしているとかキーワードを狙っている場合は、参考になると思います。
まとめ
ということで、今回は、タイトルの付け方についてご紹介してきました。すぐに実践できるテクニックもありますので、あなたの記事にも使ってみてください。また、タイトルを付けたら、それで終わりではなく、Googleキーワードプランナーやサーチコンソールとかでデータを確認してみてください。例えば、CTRが低いのであれば、タイトルを修正してみたり、いろいろ試してみてください。