WordPress特化！おすすめのマーケティングオートメーションツール一覧
WordPressで商品販売・オンラインスクール運営・集客導線づくりをしていると、
「もっと作業を自動化したい…」
「1つの仕組みで管理したい…」
そんな悩みに必ずぶつかります。
そこで近年注目されているのが、WordPress × マーケティングオートメーション（MA）。ウェブサイトをWordPressで作っているから、集客周りのものもWordPressでやりたい方も少なくないと思います。
実はここ数年で、WordPressのMA環境は劇的に進化しました。従来は外部SaaSを複数契約しないと実現できなかった
- メールリスト獲得
- ステップメール配信
- WooCommerceの購入データ連携
- アップセル・ダウンセルの自動化
- 会員サイトの行動データ管理
こうした自動化の仕組みが、WordPress内だけで構築できるようになっています。
この記事では、WordPressでマーケティングオートメーションを実装できるおすすめツールをまとめていきます。
そもそもマーケティングオートメーション（MA）とは？
マーケティングオートメーション（MA）とは、メール配信や顧客管理、商品の販売フローなど、本来は人が手作業で行っていたマーケティング業務を自動化する仕組みのことです。これまではHubSpotなどの専門ツールが必要でしたが、近年はWordPressでも本格的なMAを構築できるようになりました。
WordPressでは、フォームでメールアドレスを獲得（リード獲得）し、FluentCRMでステップメールを自動配信し、WooCommerceで商品販売や決済後のフォローアップまで一気通貫で管理できます。また、タグ付けやセグメント分けなどの**顧客管理（CRM）**も可能で、ユーザーの行動に合わせたシナリオ配信も実装できます。
さらに、外部ツールと違い、WordPressはオープンソースで自由にカスタマイズできるため、あなたのサービスに合わせて柔軟に自動化の仕組みを構築できます。初心者でも、必要なプラグインを組み合わせるだけで、集客〜販売〜フォローまでの流れを「ひとつの仕組み」として作れるのが最大の特徴です。
WordPressでマーケティングオートメーションを構築するメリット
WordPressでマーケティングオートメーション（MA）を構築する最大のメリットは、集客から販売・メール配信・顧客管理までをワンストップで管理できることです。
通常、メール配信ツール、カートシステム、ポップアップツールなど複数のSaaSを契約する必要がありますが、WordPressではそれらを一つのプラットフォームにまとめられるため、運用コストや管理の手間を大幅に減らせます。
さらに、WordPressはオープンソースで自由にカスタマイズできるため、自社の商品やビジネスモデルに合わせて柔軟に仕組みを作れます。
また、外部サービスにデータを分散させる必要がないため、顧客データの一元管理（CRM）ができ、マーケティング施策の改善もしやすくなります。初心者でも、必要なプラグインを導入するだけで、プロレベルのMA環境を構築できるのが大きな魅力です。
WordPressでマーケティングオートメーションが実装できるオススメツール
それでは実際に、WordPressでマーケティングオートメーションが実装できるオススメツールをご紹介していきます。
#01. WooCommerce：WordPressで商品販売を自動化する
WooCommerceは、WordPressで商品の販売や決済を行うためのプラグインです。無料で使えるにも関わらず、カート機能、注文管理、サブスクリプション販売、ダウンロード商品の配布など、本格的なECサイト運営に必要な機能がすべて揃っています。マーケティングオートメーションを構築する際は、このWooCommerceが中心的な役割を担います。
特に優れているのは、後述する、FluentCRMやCartFlows、OttoKit（旧SureTriggers）などとスムーズに連携できる点です。例えば、商品購入時に自動でタグを付与してステップメールを配信したり、購入後のフォローアップメールを自動化したりと、CRMと組み合わせることで高度なマーケティングが可能になります。
また、StripeやPayPalなどの決済サービスと連携して、クレジットカード決済も簡単に導入できます。外部のカートシステムを使わずに、WordPress内で販売～顧客フォローまでの導線を完結できるため、データが分散せず運用もしやすいのが魅力です。
#02. FluentCRM：WordPressでメールマーケティングと顧客管理を自動化
FluentCRMは、WordPress内でメールマーケティングと顧客管理（CRM）を行える強力なプラグインです。外部のメール配信サービスを使わずに、ステップメール・一斉メール・タグ管理・セグメント配信などのMA（マーケティングオートメーション）の中心機能を実装できます。シンプルな画面で操作できるため、初心者でも迷わず使えるのが特徴です。
特に重要なのがタグ管理と自動化ワークフローです。FluentCRMでは、ユーザーがフォーム登録・商品購入・特定のページ訪問などを行った瞬間に、タグを付与したり、自動メールを送信したりできます。これにより、「購入前フォロー」「購入後のアップセルの販売」など、お客さんの行動を起点にしたマーケティング施策を簡単に作成できます。
さらに、WooCommerce、Fluent Forms、OttoKit（旧SureTriggers）など多くのWordPressプラグインとの連携しており、導入直後から本格的なMA環境を構築できます。外部ツールに依存せず、WordPress内で顧客データを一元管理できるのも大きなメリットです。
初心者でも「マーケティング基盤」を構築しやすく、コストを抑えながら本格的な自動化ができるため、WordPressユーザーに最も選ばれているCRMです。
#03. Fluent Forms：リスト獲得と自動化の入口となるフォーム作成プラグイン
Fluent Formsは、WordPressでお問い合わせフォームやオプトインフォーム（メールアドレス登録フォーム）を簡単に作成できるプラグインです。無料版でも多機能で、ドラッグ＆ドロップで直感的に操作できるため、初心者でも数分でフォームを設置できます。特に、マーケティングオートメーションに欠かせない「リード獲得（メールアドレスの収集）」との相性が抜群です。
最大の特徴は、FluentCRMとのネイティブ連携です。フォームから登録があった瞬間に、タグ付け・リスト追加・ステップメール配信などを自動で実行できます。これにより「登録 → メール配信 → 商品案内」という流れを完全に自動化でき、手動でのデータ移行が不要になります。
さらに、入力項目の条件分岐、ステップフォーム、決済との連携（有料版）、スパム防止機能など、マーケティングに必要な機能が揃っています。WooCommerceやConvert Pro、OttoKitとも組み合わせやすく、WordPress内でリード管理とMAのスタート地点をまとめられるのも大きなメリットです。
メールリストを増やしたい、キャンペーン用の登録フォームを作りたい、シナリオ配信を自動化したい——そんな要望を持つ方にとって、Fluent Formsは最も導入しやすいフォームプラグインと言えます。
#04. Fluent SMTP：メールの到達率を上げるための必須プラグイン
Fluent SMTPは、WordPressサイトから送信されるメールの「到達率」を大幅に改善するためのSMTP連携プラグインです。WordPress標準のメール送信機能はサーバー依存のため、迷惑メールフォルダに入ってしまったり、そもそも届かないこともあります。特に、注文確認メール・お問い合わせ返信メール・ステップメールなど、集客や売上に直結するメールが届かないのは致命的です。
Fluent SMTPを使うと、Amazon SES・SendGrid・Mailgun・Brevo（旧Sendinblue）などの**専用メール送信サーバー（SMTPサービス）**と簡単に連携でき、メールが確実に届く仕組みを作れます。設定は数分で完了し、初心者でも迷わず使えるシンプルさが魅力です。
さらに、FluentCRMやFluent Formsとの連携もスムーズで、ステップメールの到達率が安定するため、マーケティングオートメーション全体の効果が大きく向上します。メールの到達率が上がると、開封率・反応率も改善し、売上アップにつながるメリットがあります。
WordPressでMAを構築するなら、FluentSMTPは“絶対に入れておくべき基盤”。メールが届くかどうかで成果が大きく変わるため、初心者でも最初に導入しておきたい必須プラグインです。
#05. Convert Pro：リスト獲得とCVR改善に必須のポップアップツール
Convert Proは、WordPressでポップアップ・スライドイン・バナー通知などのキャンペーンを作成できる高機能なマーケティングツールです。特に、メールアドレスの獲得（リード獲得）や、セール告知、カゴ落ち防止など、CVR（コンバージョン率）を上げる施策を行いたい場合に最適なプラグインです。
最大の魅力は、豊富なテンプレートと直感的なエディターにより、初心者でもプロのようなポップアップを簡単に作れる点です。さらに、表示タイミングの設定（スクロール率・離脱検知・ページ滞在時間など）が細かくできるため、訪問者の行動に合わせて最適なメッセージを届けられます。
マーケティングオートメーションの視点では、FluentCRMとの連携が非常に強力です。Convert Proで登録されたメールアドレスを自動でCRMに追加し、タグ付けやステップメール配信をスタートできます。また、セール告知や期間限定キャンペーンを自動表示させることで、WooCommerceの売上アップにも貢献します。
さらに、「かご落ち防止ポップアップ」「期間限定バナー」「キャンペーン告知フォーム」など、EC・オンラインスクール・サービス販売にも広く応用できます。
WordPressサイトで集客から販売までの導線を強化したいなら、Convert Proは導入価値が非常に高いポップアップツールです。
#06. Elementor：LPやセールスページを作れるノーコードのページビルダー
Elementorは、WordPressでランディングページ（LP）や販売ページを簡単に作成できるノーコードのページビルダーです。世界で1,000万以上のサイトで使われており、デザイン性の高さと直感的な操作性が特徴です。マーケティングオートメーションを活用する際は、リード獲得ページやセールスページ、オプトインページといったランディングページを作るツールとして使用するケースが多いです。
ドラッグ＆ドロップでパーツを組み立てるだけで、誰でもプロのようなLPを作成でき、フォーム・カウントダウン・CTAボタンなど、マーケティングに必要な要素を設置できます。高コンバージョンを出すための機能が備わっています。
また、Fluent Forms・FluentCRM・WooCommerceとの連携がしやすく、作ったLPにフォームや決済ボタンを組み込むことで、集客から成約までの導線を1ページで完結できます。さらに、有料版ではメールフォーム・ポップアップなども構築でき、より高度なマーケティング設計が可能になります。
Elementorを使うと、コードを書かずにページの作成・修正ができるため、初心者でもマーケティング施策を素早く回せるようになります。WordPressで自動化を行うなら、LP制作の基盤として持っておきたい必須ツールです。
#07. CartFlows：アップセル・ステップ販売を実現する成約率特化ツール
CartFlowsは、WooCommerceにサイトにセールスファネルという仕組みを組み込むことができるプラグインです。アップセルやダウンセルなど、販売の一連の流れを構築して、購入単価をアップさせることができます。通常のWooCommerceはシンプルなカート機能だけですが、CartFlowsを導入することで、成約率（CVR）を最大化する販売の流れを構築できます。オンライン講座やデジタル商品販売、ECサイトの売上アップに特に効果的です。
CartFlowsで最も強力なのは、購入直後に追加商品を提案するワンタイムオファー（OTO）の機能です。心理的に購入意欲が最も高まっているタイミングでアップセルを表示できるため、客単価を大幅に引き上げることができます。
弊社でサポートさせていただいたクライアントでも、このワンタイムオファーというものを導入して、1回のプロモーションで100万円以上の売り上げにつながった事例があります。
さらに、ステップ形式の販売ページ（LP → カート → 決済 → サンクスページ）を簡単に組み立てられ、ElementorやGutenbergで自由にカスタマイズできます。デザイン性の高い販売導線をノーコードで作れるため、初心者でもプロ仕様のファネル構築が可能です。
また、FluentCRMやOttoKit（旧SureTriggers）と連携することで、「購入者に自動でタグ付け」「購入後ステップメール開始」「非購入者へのフォローアップ」などの自動化も実現できます。
CartFlowsは、売上アップ施策の中核となる販売の導線の最適化ツールであり、WordPressでマーケティングオートメーションを構築するなら必ず押さえておきたいプラグインです。
#08. OttoKit（旧SureTriggers）：WordPress全体を自動化する“つなぐ”プラットフォーム
OttoKit（旧SureTriggers）は、WordPress内外のツールを“つなげて自動化する”ためのオートメーションプラットフォームです。FluentCRM・WooCommerce・Fluent Formsなどのプラグインをトリガーにして、特定の行動が起きたら別のアクションを自動で実行するという仕組みを簡単に作れます。いわば、WordPress版Zapierのような存在です。
たとえば「フォームに登録 → FluentCRMでタグ付与 → ステップメール開始」「WooCommerceで購入 → Googleスプレッドシートに記録 → 購入フォローメール送信」など、複雑なマーケティングフローをノーコードで作成できます。初心者でもワークフローのブロックをつなげるだけで自動化できるのが魅力です。
さらに、外部サービス（Google Sheets、Slack、Zoom、Stripeなど）と連携できるため、WordPressだけでは完結しない業務も自動化できます。フォーム、決済、顧客管理、メール、在庫管理など、あらゆるデータが連動することで、一貫したマーケティングオートメーションを構築できます。
WordPressの各プラグインを“点”ではなく“線”としてつなぎ、ビジネスの自動化レベルを一段引き上げたい場合に、OttoKitは欠かせないツールです。MA初心者でも本格的な自動化が実現できます。
まとめ
ということで、今回は、WordPressとマーケティングオートメーションというテーマでおすすめのツールについてご紹介してきました。このチャンネルでも、全てのプラグインではありませんが、使い方に関する動画をアップしていますので、概要欄からチェックしてみてください。