WordPressでEメールマーケティングが実装できるFluent CRMの使い方
WordPress内でメールマーケティングを完結させるなら、FluentCRMが第一の選択肢になります。ステップメールの配信、タグとセグメントによる顧客管理、開封率やクリック率の計測。SaaS型のメール配信サービスで行っていた作業が、WordPressの管理画面から離れずに実行できます。
従来もWordPressでメールを送るプラグインは存在しました。ただし用途が異なります。MailPoetは配信機能に主眼があり、顧客の行動に応じた自動化までは想定していません。FluentCRMは、WooCommerceでの購入やLMSプラグインでの受講といった行動をトリガーにして、メールを自動配信できます。
ECサイトやオンラインスクールをWordPressで運営している場合、この違いが効いてきます。購入者へのフォロー、受講者への案内、休眠顧客への再アプローチ。これらを外部サービスと連携させずに組み立てられます。
この記事では、インストールから基本設定、リストとタグの作成、メルマガとステップメールの配信、オートメーションの設定までを扱います。
Fluent CRMとは?
FluentCRMは、WordPress内でメールマーケティングとマーケティングオートメーションを実行するプラグインです。
具体的にできることを整理すると、次のようになります。
- リストの獲得 — Fluent Formsなどのフォームプラグインと連携し、登録者を取り込む
- セグメントとタグ付け — 同じ属性の顧客をまとめたり、特定の行動をした顧客にタグを付与する
- データの確認 — 開封率、クリック率、どのリンクがクリックされたかを、リストごとに確認する
- メルマガの配信 — 特定の日時を指定して、全体または一部の顧客に送信する
- ステップメールの配信 — 登録から何日後、という形で自動的に配信する
- オートメーション — 購入や登録といった行動をトリガーにして、メール配信やタグ付与を自動実行する
有料版では、WooCommerce、LearnDash、LifterLMS、Tutor LMSといったプラグインとの連携が加わります。ZapierなどのSaaS系ツールとの接続も可能です。
つまりWordPress内部での完結だけでなく、外部サービスを含めた仕組みも組めるということです。
FluentCRMのメリット
メリット#01. リストが増えても費用が変わらない
一般的なメール配信サービスは、抱えている連絡先の数に応じて課金されます。リストが1,000人を超えたあたりから、月額数千円が発生する。そして人数が増えるほど、月額も上がっていきます。
FluentCRMは年額のライセンス制です。連絡先が何人になっても、送信通数がいくつになっても、料金は変わりません。
リストが小さいうちは差がわずかですが、数千人規模になると開きが出てきます。長期で運用するほど、この構造が効いてきます。
メリット#02. WordPressの中で完結する
メルマガを配信するために、別のサービスにログインする必要がありません。
顧客の情報、配信履歴、開封データ。すべてがWordPressの管理画面にあります。WooCommerceの購入データやLMSの受講状況とも、同じ画面上で紐づきます。
外部サービスを使う場合、APIやZapierを介したデータ連携が必要になります。連携が切れれば自動化も止まる。FluentCRMは同じデータベース上で動くため、この種の連携トラブルが発生しません。
データを自分のサーバーに置いておけるという点も、事業によっては重要になります。
例えばWooCommerceで商品を購入した顧客に、数日後フォローメールを送る。その中で関連商品を提案する。こうした購入後の導線を、外部サービスなしで組み立てられます。購入直後にその場で追加提案する方法もあり、目的によって使い分けることになります。
FluentCRMのデメリット
デメリット#01. 管理画面が英語
海外で開発されたプラグインのため、管理画面は英語表記です。
ただし操作の流れ自体は複雑ではありません。この記事では手順ごとに、各項目が何を意味するのかを説明していきます。
デメリット#02. メールを送る仕組みは別途必要
これが導入前に必ず押さえておくべき点です。
FluentCRMはメールを作成・管理するプラグインであり、送信そのものは担当しません。 WordPressの標準機能でも送信はできますが、到達率が安定しません。迷惑メールフォルダに入る、そもそも届かない、といった問題が起きます。
実運用では、Amazon SESやMailgunといったSMTPサービスを別途契約することになります。つまりプラグイン代とは別に、送信量に応じた費用が発生します。
ただしこれは、見方によっては利点にもなります。Amazon SESは送信した分だけの課金です。リストを抱えているだけでは費用が発生しません。リストが大きくなるほど、一般的なメール配信サービスとの差が開きます。
FluentCRMの料金
無料版と有料版(Pro)の違いは、次の通りです。
| 機能 | 無料版 | Pro版 |
|---|---|---|
| 管理できる連絡先数 | 無制限 | 無制限 |
| メルマガの作成・送信 | ○ | ○ |
| ステップメールの作成 | × | ○ |
| リストの作成・管理 | ○ | ○ |
| タグの作成・管理 | ○ | ○ |
| セグメントの作成・管理 | ○ | ○ |
| ダイナミックセグメント・高度なフィルタ | × | ○ |
| オートメーションの作成 | 基本機能のみ | 全機能 |
| メール作成 | ブロックエディタ | +ドラッグ&ドロップ |
| A/Bテスト(件名) | × | ○ |
| 定期配信キャンペーン | × | ○ |
| WooCommerce連携 | × | ○ |
| カゴ落ちメール(WooCommerce) | × | ○ |
| LMS・会員制プラグインとの連携 | × | ○ |
| FluentCRMのロゴ表示 | あり | なし |
| サポート | × | ○ |
無料版でもリストとタグによるセグメント分けはできます。 ただしステップメールが使えないため、登録から何日後に配信する、という自動化は組めません。
有料版の料金は次の通りです。
| プラン | 料金 | 使用可能サイト数 |
|---|---|---|
| Solo/Blogger | $129/年 | 1サイト |
| Small Business | $249/年 | 5サイト |
| Agency | $499/年 | 50サイト |
有料プランはいずれも全機能が含まれており、違いは使用できるサイト数だけです。
多くのWordPressプラグインは、上位プランでのみ使える機能を設けています。FluentCRMはその構造を採っていません。1サイトで運用するなら、最も安いプランで全機能が使えます。機能を理由に上位プランを選ぶ必要はありません。
※料金は記事執筆時点のものです。セール等で変動する場合があるため、最新の金額は公式サイトでご確認ください。
FluentCRMと連携できる主なプラグイン・サービス
| 名称 | 概要 |
|---|---|
| WooCommerce | WordPressでオンラインショップを構築するプラグイン |
| Easy Digital Downloads | デジタルコンテンツを販売するプラグイン |
| LearnDash | オンラインスクールを運営するプラグイン |
| LifterLMS | オンラインスクールを運営するプラグイン |
| Tutor LMS | オンラインスクールを運営するプラグイン |
| MemberPress | 会員制サイトを構築するプラグイン |
| Paid Memberships Pro | 会員制サイトを構築するプラグイン |
| Fluent Forms | ドラッグ&ドロップでフォームを作成するプラグイン |
| Elementor | コード不要でページをデザインするプラグイン |
| AffiliateWP | アフィリエイトプログラムを実装するプラグイン |
| WP Fusion | WordPressと外部ツールを連携するプラグイン |
| Uncanny Automator | プラグインやツール同士を連携するプラグイン |
| SureCart | WordPressでECを構築するプラグイン |
| Zapier | 外部サービス同士を連携するSaaSツール |
このほかにも多数のプラグイン・サービスに対応しています。※連携機能は有料版で利用できます。
FluentCRMを契約・導入する手順
では、次に、Fluent CRMを契約・導入する手順をご紹介していきたいと思います。無料版もありますが、ステップメールが作成できなく、メルマガのみの利用になりますので、ご注意ください。
Step1. FluentCRMを契約する
まずは、FluentCRMの契約です。

こちらから公式サイトに移動し、「GET FLUENTCRM」というボタンをクリックし、

すると、ページの下に移動しますので、好きなプランを選択してください。

次の画面では、決済に必要な情報を記入していきます。
- Choose Your Preferred Payment Method:決済方法(クレジットカードかPayPal)
- First Name:名
- Last Name:姓
- Email Address:Eメールアドレス
- Name on the Card:クレジットカードに記載されている名前
- Credit Card:クレジットカード番号と有効期限・CVCコード
これらの情報を記入したら、「Purchase」ボタンをクリックして購入します。
Step2. FluentCRMをインストールする
次に、FluentCRMのインストールをしていきます。

有料版を契約した方は、有料版のアップロードをしていきます。注文が完了すると、「WPManageNinja」から「Purchase Receipt」というメールが届きます。
その中に、ダウンロードリンクと有効化するためのアクティベーションキー(ライセンスキー)が含まれています。まず、ダウンロードリンクをクリックしてPro版のプラグイン をダウンロードしましょう。
終わったら、ライセンスキーをコピーしておきましょう。
※無料版の方は、プラグインの「新規追加」から「FluentCRM」で検索をして「今すぐインストール」をし、「有効化」まで終わらせましょう。

そしたら、WordPressのプラグインの「新規追加」に移動し、「プラグインのアップロード」ボタンをクリックします。

あとは、「ファイルを選択」ボタンからZip形式のままアップロードし、「今すぐインストール」、「有効化」しましょう。おそらく、インストール直後に、画面上部に無料版もインストールするように促されます。FluentCRMの有料版は、FluentCRM Proですが、無料版も一緒にインストールする必要があります。なので、有料版を使用する方は、必ず両方をインストールしましょう。

終わりましたら、FluentCRMタブの「Settings」に移動します。

さらに、「License Management」のタブから有料版をアクティブにしていきます。「License Key」の欄にライセンスキーを入力して、「Verify License」ボタンをクリックします。そうすると、有料版の機能が使えるようになるはずです。
Step3. FluentCRMの設定
次に、FluentCRMの設定をご紹介していきたいと思います。
Business Settingsの設定

まずは、「Business Settings」です。

- Business Name:会社/サイト運営者の名前
- Business Full Address:会社/サイト運営者の住所
- Logo:会社/サイトのロゴ
この3つを入力します。
Email Settingsの設定

続いては、「Email Settings」の設定です。ここでは、送信するメールの基本的な設定をしていきます。

まずは、「Default From Settings」の設定です。
- From Name:送信主の名前
- From Email Address:送信元のEメールアドレス
- Reply to Name:返信主の名前
- Reply to Email (Optional):返信先のEメールアドレス
- Maximum Email Limit Per Second:1秒に送信する最大のメールの数

「Email footer Settings」では、ステップメールやメルマガのフッターの部分に表示する文章を変更します。「{{crm.business_name}}」と「{{cem.business_address}}」は、デフォルトのままで、消さないでください。
その下は「メールを受け取りたくない場合は次のリンクから解除・設定の変更ができます。」みたいなテキストに変更します。2つのリンクが含まれていますので、前者の方を「購読の解除」、後者の方を「購読情報の管理」みたいにテキストだけ変更しておきましょう。リンクは必ず残しておきます。

「Email Preference Settings」では、メルマガリストのお客さんに設定してもらえるようにするための項目です。先程の2つ目のリンク(購読情報の管理)でできる設定です。
- No, Contact can not manage list subscriptions:リスト管理ができないようにする
- Contact only see and manage the following list subscriptions:追加されているリストの管理ができるようにする
- Contact can see all lists and manage subscriptions:すべてのリストの管理ができるようにする
という意味になります。基本的には、真ん中の「Contact only see and manage the following list subscriptions」を選択しておきましょう。
Double Opt-inの設定

次に「Double Opt-in」の設定をしていきます。ダブルオプトインというのは、2回、確認を取るという意味です。登録フォームを作成して、そこで登録してもらって、正式なメルマガリストとして追加するのはシングルオプトインと言います。1回だけ登録してもらうから、シングルオプトイン。登録してもらった後に、確認メールを送って、リンクをクリックしてもらうのが、ダブルオプトインになります。その設定をここでやっていきます。

「Email Subject」では、「重要:購読を確認してください。」みたいにして記入しておきます。
その下の「Email Body」ではボタンが追加されていますが、そのボタンをクリックすると、正式にこのFluentCRMにリストとして追加されるというような仕組みになっています。このボタンは、「購読を確認する」などの文言に変更して、それ以外の文章は適当で構いません。ボタンの上は、「以下のボタンをクリックして、購読を確認してください。」にして、ボタンの下は名前を記載しておいたり。

続いては、「Design Template」でテンプレートの選択をします。ここでは、確認メールのテンプレートを選びます。これは、好きなものを選択しておきましょう。

一番下の「After Confirmation Message」では、ボタンをクリックした後の設定をします。「After Confirmation Type」では「Show Message(メッセージを表示する)」と「Redirect to an URL(ページに誘導する)」という2つの選択肢があります。前者は、下で設定する文章を表示するという設定で、後者は別のページにお客さんを誘導するという設定になります。オリジナルのページを作成して、そこに誘導したいという場合は、「Redirect to an URL」を選択して、下でリンクを設定します。いろんな使い方ができると思いますが、資料を渡すページに飛ばしたり、商品を販売するためのページに誘導することができたりします。
「Show Message」を選択した方は、「After Confirmation Message」で本文を記入します。「購読の確認が取れました。ありがとうございます。」みたいな簡単な文章で良いと思います。
FluentCRMでリストを作成する方法
次にリストというものを作成する方法をご紹介していきます。このリストは、メルマガとかステップメールを送信する際に必要なものになります。そもそもリストって何かと言うと、これはお客さんが追加される箱みたいなものだと思ってください。例えば、Aという箱を作成して管理したり、Bという箱を作成してまた別のお客さんを追加して、管理することができます。

まずは、「Dashboard」に移動し、マウスカーソルを「Contacts」に当てると、ドロップダウンが表示されます。すると、
- All Contacts:お客さんのリスト
- Lists:リスト
- Tags:タグ
- Segments:セグメント
が表示されます。「All Contacts」は、全てのお客さんの個人情報が見れる場所になります。そのほかは、どれも結構似たような意味になりますが、各セクションでご紹介していきますので、今の段階では説明を省略します。
では、まず「Lists」を作成していきますので、「Lists」を選択します。

そしたら、右上の「+ Create List」ボタンをクリックします。

そしたら、「Title」でリストの名前、「slug」でURLスラッグの設定をします。終わったら、「Confirm」ボタンをクリックすれば、リストが完成します。
FluentCRMでタグを作成する方法
タグというのは、洋服にあるタグと同じような意味です。お客さんに対してタグを付与して、目標を設定しておくことができます。例えば、商品の購入者に対して「A商品の購入者」、「B商品の購入者」のようにタグをつけることができます。

では、作成をしていきましょう。「Lists」から「Tags」のタブに切り替えて、「+ Create Tag」ボタンをクリックして新規作成します。

「Title」でタグの名前、「Slug」でURLスラッグを設定し、「Confirm」ボタンをクリックすれば、完成です。
FluentCRMでセグメントを作成する方法
最後は、セグメントの作成です。セグメントというのは、ちょっと大きな属性になります。これまでリストとかタグを作成しましたが、それらをまとめたりすることができます。例えば、「筋トレ」、「(ダイエット)サプリ」、「ヨガ」という同じジャンルのリストを作成するとします。
似たジャンルなので、「ダイエット」というセグメントを作成して、3つのリストを追加してまとめておくことができます。他にも、商品の購入者にタグを付与しておいて、タグを1つにまとめるためにセグメントを作成したり、という使い方ができます。

セグメントを作成するには、「Create Custom Segment」ボタンをクリックします。

すると、このような画面が表示されますので、まずは「Name this Custom Segment」に名前を記入します。
次に、「Conditions」の設定です。ここで、具体的な条件の設定をしていきます。3つのフィールドが用意されていますが、左のフィールドではリストやタグなどを選択して、真ん中では含めるのか除外するのかを選択します。例えば、リストAの人をセグメントに含めるのかというかということになります。「In(含める)」か「Not in(含めない)」を選択しましょう。
最後に、特定のリスト、タグなど、左のフィールドで設定したものの中から具体的な項目を選択します。もし、複数の条件を設定したい場合は、「+ Add Condition」ボタンをクリックして、追加することができます。なので、リストAとリストBのお客さんをまとめておきたいといった場合は、ボタンをクリックして、同じ手順で設定していきましょう。
終わりましたら、「Create Custom Segment」ボタンをクリックして、完成になります。
FluentCRMでメルマガを送信する方法

次に、メルマガの送信方法をご紹介していきます。メルマガは「Campains」で作成していきますが、これは未来の具体的な日程を指定して送信するタイプのメールです。例えば、ブログ更新通知や半ライブ形式で商品・サービスをセールスする際に使えます。

タブを切り替えたら、「+ Create New Campaign」ボタンをクリックします。

そして、メルマガの名前をつけて「Continue」します。

そしたら、次の画面でGutenbergエディター(ブロックエディター)を使って、メール本文を設定します。メールのテンプレートは本文を作成するフィールドの上の部分で変更ができますので、必要があれば切り替えましょう。
作成が終わりましたら、「+ Continue [Subject & Settings]」ボタンをクリックします。

次に設定するのは、メルマガの件名です。「Email Subject」のフィールドで件名を入力しましょう。そのほか、件名をABテストしたり、プレビューテキストを設定できたりしますが、今回は飛ばします。件名の入力が終わったら、「Continue To Next Step (Recipients)」ボタンをクリックし、次のステップに移動します。

次の画面では、送信先のリストの設定をします。「Included Contacts」では送信先の、「Excluded Contacts」では送信しないリストを設定します。最初は設定の概念がちょっと難しいですが、先にリストを選択して、その次に必要があればタグの選択をします。
つまり、Aというリストの中でBというタグが付いた人にだけ、メールを送信したい場合は、「Included Contacts」の「Select A List」でAのリストを選択します。さらに、「Select Tag」ではBのタグを選択します。
終わったら、「Continue To Next [Review and Send]」ボタンをクリックして、次の最終ステップに移動しましょう。

最後は、設定したメルマガの内容を確認し、送信日を設定する画面になります。まずは内容を確認して、「When you send the emails?」の項目で、「Send the emails right now(今すぐ送信する)」か「Schedule the emails(スケジュールする)」を選択します。
終わったら、左下の緑のボタンをクリックして、今すぐ送信、もしくは、スケジュールを確定しましょう。
FluentCRMでステップメールの作成
ここからは、ステップメールの作成方法をご紹介をしていきたいと思います。まずは、ステップメールの作り方をご紹介していきます。

ステップメールは「Email Sequences」タブで作成します。

「+ Create New Sequence」ボタンをクリックします。

すると、ポップアップが表示されますので、「Sequence Title」でタイトルをつけ、「Next」します。

そしたら、1通目の作成をしていきます。まずは、1通目の送信設定をしていきます。
- Email Subject:件名
- Email Pre-Header:プレビューで表示される短めの文章
- Delay:配信するタイミング
- Sending Time Range:配信時間
- Enable Specific Days Only:曜日の指定
上記の5つを設定します。基本的には、「Email Subject」と「Delay」、「Sending Time Range」の設定をすれば良いと思います。

終わったらあとは、本文の設定です。上の部分でテンプレートが選択できます。必要があれば切り替えて、本文はGutenbergエディターを使って作成します。作成が終わりましたら、緑の「Save」ボタンをクリックして設定を保存します。

2通目以降のメールは、「Back to Sequence」ボタンをクリックして、

こちらの画面で、「+ Add another Sequence Email」ボタンをクリックして、1通目と同じように配信の設定と本文の作成をしていきます。
Automationsの使い方

次は、「Automations」の使い方をご紹介していきます。Automationsというのは、連携のことです。実は、ステップメールは作成しただけだと、送信することができません。なぜかというと、どのタイミングでステップメールにお客さんを追加するのか、ということを設定できていないからです。

まずは、「+ Create a New Automation」ボタンをクリックして、新規でオートメーションを作成していきます。

すると、ポップアップが表示されますので、「Internal Label」でオートメーションの名前を設定します。そして、トリガーというものを選択します。

今回の場合は、リストの付与をトリガーにしました。リストに追加されたら、こういったアクションを取るという設定です。この場合、「Funnel Name」でトリガーの名前を記入し、「Select Lists」でリストの選択をします。設定が終わったら「Save Settings」しましょう。

すると、このように、トリガーの設定が完了します。
続いては、アクション(トリガーがあった場合にこんな行動に移してもらう)の設定をします。プラスボタンをクリックして設定します。

すると、ポップアップが表示されますので、好きなアクションを設定します。ステップメールを送信するのであれば、「Set Sequence Emails」を選択します。

「Internal Label」でアクションの名前を記入し、「Select Email Sequence」で作成したステップメールを選択します。最後に「Save Settings」ボタンをクリックすれば、

このように、トリガーとアクションの設定が完了します。

そして、終わったら「Status」を「draft」から「live」に切り替えてください。「draft」だと設定したオートメーションが動きませんので、必ず変更しておきましょう。
よくある質問
無料版だけで運用できますか?
メルマガの配信、リストとタグの管理、セグメント分けは無料版でも可能です。ただしステップメールが作成できないため、登録から何日後に自動配信する、という仕組みは組めません。自動化を前提にするなら有料版が必要になります。
メールはFluentCRMだけで送れますか?
WordPressの標準機能でも送信自体はできますが、到達率が安定しません。実運用ではAmazon SESやMailgunなどのSMTPサービスを併用します。プラグイン代とは別に、送信量に応じた費用が発生します。
連絡先が増えると料金は上がりますか?
上がりません。FluentCRMの料金は使用するサイト数で決まります。連絡先の数や送信通数による課金はありません。ただしSMTPサービス側の費用は送信量に応じて変動します。
有料プランはどれを選べばいいですか?
使用するサイト数で選びます。有料プランはいずれも全機能が含まれているため、機能を理由に上位プランを選ぶ必要はありません。1サイトで運用するなら最も安いプランで十分です。
まとめ
FluentCRMは、WordPress内でメールマーケティングを完結させるためのプラグインです。
- 連絡先が増えても料金が変わらない
- WooCommerceやLMSプラグインと同じデータベース上で連携する
- 有料プランの違いはサイト数のみで、機能はすべて同じ
導入時に押さえておくべきは、メール送信用のSMTPサービスが別途必要になる点です。ここを見落とすと、想定より運用コストが上がります。
WordPressで販売や集客の仕組みを組んでいるなら、メール配信は避けて通れません。外部サービスとの連携を増やすより、WordPress内で完結させる方が、管理する対象が少なくて済みます。
大変有意義な情報をありがとうございます。
Youtubeも拝見して感動しました!!
Fluent CRMのオートメーションでステップメール(7通)を配信し、Campainでメルマガを配信する場合、「ステップメールの配信が終わっていないユーザーにはメルマガを配信しない」といった制御は可能でしょうか?
もしご存知でしたら教えていただけると嬉しいです。
宜しくおねがいします。
ちょっと試してないので確実ではありませんが、有料版の機能を使うとできるかもしれません。オートメーションで、リストに追加されたのを起点にステップメールに追加し、その後にタグをつけ、メルマガを送信するときにタグがついた人を選択するという感じです。
ありがとうございます!!
なるほど、ステップメールが終わったリストだけにタグをつけて、メルマガの配信先として識別するんですね。
有料版も検討してみます。
助かりました。