WordPressを使ったオウンドメディアブログの作り方

今回は、自社商品・サービスを販売するために、ブログで見込み客リスト(リード)を集めたいと思っている方向けに、ブログの運営方法をご紹介していきます。具体的には、、、

  • サイトトピックの決め方
  • サイトの最適化
  • 記事の書き方

などを学ぶことができます。

ブログの目的

まず、ブログを運営するための目的を確認しましょう。冒頭でもお伝えしましたが、この記事では、デジタルコンテンツを販売する方、見込み客リスト(リード)を集めたいと思っている方のためのブログ運営方法をご紹介していきます。決して、趣味で日々の日常を書き綴るための記事ではありません。

つまり、あなたの目的は、ブログ経由で見込み客リストを獲得するということです。さらに言えば、リストを獲得してから、その見込み客リストに対して、何かしらの商品やサービスを販売していきます。

どうしてもブログ運営となると、PV数とか記事数、記事の文字数とかが目標になってしまいがちですが、そうではなく、あくまでも集客として(最終的に商品を販売するため)ブログを運営するということを頭に入れておきましょう。

集客から販売までの流れ

商品を販売する(スタートからゴール)までの流れを頭に入れておくと、どんなブログを作っていけば良いのか、どんな記事を書けば良いかなど、やらなくてはいけないことがわかってきます。ということで、次に、集客から販売までの流れを確認していきましょう。

Step1. ブログで集客する

まずは、ブログで集客をしていきます。具体的には、Google検索で上位表示されるように良質な記事を書きます。そして、検索エンジン経由で集客します。他にも、YouTubeで動画をアップロードしてブログに飛ばして集客したり、他のSNS経由、広告経由で上位リストを獲得します。

Step2. リストを獲得する

ブログに来てもらったら、その読者のリスト(Eメールアドレス)を獲得します。リスト獲得の方法は、リードマグネットやコンテンツアップグレード、ポップアップといった方法があります。基本的は、お客さんはEメールアドレスを登録することに抵抗があるので、登録しても良いかなと思ってもらえるような無料プレゼント(リードマグネット)を渡して、その代わりにEメールアドレスを登録してもらいます。

Step3. ステップメールを流す

リストを獲得したら、ステップメールを流していきます。これは、ConvertKitなどのEメールプロバイダーを契約して行う必要があります。

Step4. 商品を販売する

そして、いよいよ商品の販売です。Step3でウェビナーを開催してそのまま商品を販売しても良いですし、ステップメールでウェビナーページのリンクを渡して商品を販売しても良いですね。何れにしても、リストを獲得した後は商品を販売していきます。

Step1:サイトのトピックを決める

まず、サイトを作成する前に、サイトのトピックを決めましょう。これは、非常に重要です。サイトのトピックを決めずに、ブログを始めないでください。

じゃあ、どんなトピックにすれば良いのかということなんですけど、必ずニッチを選びます。ニッチというのは、小さいジャンルのことです。どうして、大きなジャンルだといけないかというと、すでにたくさんの競合がいて、ブログが育つのに時間がかかるからです。例えば、ダイエットのジャンル。「ダイエット」と検索をかけると、たくさんの記事がヒットします。中には企業が運営しているブログもあります。そういった企業ブログの場合、たくさんのコストをかけて、ライターを雇ったりして運営しています。とてもではありませんが、新規参入しようとしている個人では太刀打ちできないません。

なので、ジャンルを絞る必要があるわけです。そのジャンルを絞るステップをご紹介していきます。まず結論からいうと、あなたの情熱を注げること(やりたいこと)とスキル/知識、収益性を掛け合わせ、その3つが重なっている場所(ニッチ)を見つけていきます。

やりたいことを見つける

まずは、情熱を注げること(やりたいこと)を10個くらい考えてみましょう。どんなことでも良いです。仕事になりそうなことから、エンターテインメント性の高いものでもOKです。なぜ、情熱を注げることややりたいことを挙げるのかというと、ブログ運営は時間がかかるからです。

1週間とか1ヶ月で成果が出るようなものではなく、半年、1年かけて徐々に結果が出てきます。情熱を注げることじゃなかったり、好きでもないことをやってしまうと、途中で挫折して結果が出ません。だから、まずは情熱を注げること・やりたいことを考えてみてください。

スキル/知識を見つける

次に、あなたのスキルや知識を10個程度挙げてみましょう。スキルというと、ハードルが高くなってしまうかもしれませんが、普通の人よりもちょっと得意なことでも全然OKです。むしろ、そっちの方が、ターゲットとなるお客さんの悩みに気付きやすい場合もありますので。

例えば、プログラミングが得意とか絵を書くことが得意とか。とにかく、細かいことでも良いので10個程度あなたのスキルと挙げてみましょう。

どうしても、スキルや知識が思いつかない場合は、次のやり方で見つけてみましょう。

  • Yahoo知恵袋
  • Amazonのレビュー
  • Udemyのレビュー

これらを使えば、お客さんがどんな悩みがあるのかをチェックすることができます。まずは、あなたが興味がある内容を検索してみましょう。例えば、「ダイエット」と検索して、ダイエットで悩んでいる方の質問を見つけます。そこにあなたがその人の悩みを解決してあげられるものが1個はあると思います。それが、あなたのスキル・知識かもしれません。 

次に、情熱を注げること(やりたいこと)とスキルを組み合わせましょう。一見、このやりたいこととこんなスキルの組み合わせはありえない、と思っても全然OKです。とにかく、いろんな組み合わせを書き出してみましょう。例えば、ダイエット(やりたいこと)×料理(スキル/知識)みたいな感じです。

収益性のあるジャンルを見つける

最後に、収益性のあるジャンルを見つけます。ただ、3大メガニッチというのが、ありますので、その中にあなたがやりたくて、スキルや知識があればそのジャンルがあなたのニッチになる可能性は高いです。それで、3大メガニッチというのは以下の3つのジャンルです。

  1. 健康・美容
  2. 人間関係
  3. 仕事

もうちょっと掘り下げてみましょうか。これは、サブニッチとかって言われたりもします。

健康・美容のジャンル

  • ダイエット
  • 整形
  • サプリメント
  • 料理
  • 筋トレ
  • ストレス

健康・美容のジャンルを細かくみていくとこのようなサブニッチがあります。

恋愛・人間関係のジャンル

  • コミュニケーション
  • 占い
  • 結婚
  • 婚活
  • 育児

恋愛・人間関係のジャンルにはこのようなサブニッチがあります。

お金・仕事のジャンル

  • 転職
  • 就職
  • 投資
  • 起業
  • 資格
  • 不動産

お金・仕事のジャンルはこのようなサブニッチが存在します。もちろん、これ以外にも稼げるジャンルはありますので、ご自身で調べて需要がありそうだなと思ったら収益性があると判断しても構いません。

そして、組み合わせが決まったら、その組み合わせにターゲットの情報を付け加え、ジャンルを狭めていきます。ここでは、あなたのデモグラフィック情報を追加した方がサイトの設計がしやすいのかなと思います。例えば、あなたが男性なら「男性のための」とか、年齢が45歳なら「40代のための」、主婦なら「主婦のための」みたいな感じです。もしくは、目的をくっつけても良いですね。「月に30万円稼ぐための」とか「2週間で5キロ痩せるための」みたいな感じです。

考え付いたら、最後にそのジャンルが需要があるのかをチェックします。確認する方法は、Google検索です。考えついたテーマを実際に検索をかけてみてください。全く同じテーマで運営しているサイトが10サイトも20サイトもあって、どれもたくさん記事を投稿しているようなら厳しいかもしれません。逆に、1サイトもない場合も危なくて、そもそもそのジャンルに需要がないかもしれません。そのような場合は、もう一度ジャンル選定をやり直します。

Step2:WordPressのブログ(サイト)を作成する

サイトのトピックが決まったら、サイトの作成を始めます。サイトを作成するサービスとしては、アメブロやFC2、SeeSaaブログ、Hatenaブログなどの無料(有料プラン有り)から、WordPressやSquarespaceなどの有料のものもあります。 無料のサービスは、僕はお勧めしません。なぜかというと、、、

  • 規約が変更がある
  • ブランド価値が高めづらい

という理由があるからです。最近では、アメブロが商用利用可能になりましたが、以前まではビジネスでの利用が禁止されていました。このように、無料のサービスは無料で使えるというメリットはあるものの、規約の変更があり、いつあなたのビジネスがダメになるかわかりません。

しかも、無料ブログの場合、例えばアメブロならアメブロというブランド(土地)の上にサイトを作成することになるので、どうしてもアメブロのイメージが強くなってしまうというデメリットも存在します。

でも、WordPressやSquarespaceなどのプラットフォームであれば、規約の変更はありませんし、ビジネス利用もできます。また、自分でサイトを自由にカスタマイズできるので、ブランドが確立しやすいです。こういった理由があるので、僕は有料のサービスをお勧めしています。中でも、ブログを運営するならWordPressが良いと思います。コードが必要なかったり、プラグインが豊富にあるので、初心者の方でも好きなようにサイトをカスタマイズできます。

Step3:プラグインをインストールする

次にプラグインをインストールしていきましょう。以下は、僕がブログにインストールしているプラグインです。どれも有名で使っている人が多いものばかりです。

  • a3 Lazy Load
  • Autoptimize
  • EWWW Image Optimizer
  • Table of Contents Plus
  • Yoast SEO
  • OptinMonster API

プラグインは、プラグイン同士の相性の関係だったり、テーマとの相性で不具合が生じることがあるので、問題がおきたら、削除するか停止するようにしてください。

a3 Lazy Load

a3 Lazy Load」というのは、画像のロードを遅らせてくれるプラグインです。以前は、「Lazy Load」を使っていたんですけど、不具合が起きてしまったので、このプラグインに変更しました。

このLazy Load系のプラグインは、画像のロードを送らせて、ページの表示を速めてくれるという特徴があります。記事の表示が遅いとお客さんがページから離脱(記事を閉じてしまうこと)してしまう可能性が増します。Googleの検索順位にも影響を与えるくらい、記事の表示速度はとても重要なので、インストールしておきましょう。

Autoptimize

Autoptimize」は、画像やHTML、CSS、Javaなどのデータを縮小してくれるプラグインです。コードをいじれる人なら、WordPressの「外観」から「テーマ編集」で編集して、データを縮小することができます。でも、知識がない人がやるとサイトを壊してしまう可能性あるので、コードがわからない人はこのプラグインをインストールすることをお勧めします。 このプラグインも、記事の表示速度に良い影響を与えます。

EWWW Image Optimizer

EWWW Image Optimizer」は、画像を最適化してくれるプラグインです。WordPressに取り込んだ画像を自動で最適化してくれます。インストールする前にアップロードした画像は、手動で最適化することができますので、安心です。

Table of Contents Plus

Table of Contents Plus」は、目次を追加してくれるプラグインです。これをインストールしておくと、訪問者は目次をみて、どんな内容が書かれているのかを確認することができます。また、見出しにリンクが含まれていて、クリックするとその見出しまで飛ぶことができます。読者目線であったほうが良いと思うので、インストールしておきましょう。

Yoast SEO

Yoast SEO」は、SEO関連のプラグインです。サイトマップを簡単に、Google Search Console(サーチコンソール)に追加できたり、Noindex(Googleの検索エンジンに表示しない)の設定などができるようになります。また、記事のSEO対策を解析して、問題点や改善点を教えてくれる便利なプラグインです。以前は、「All in One SEO Pack」というプラグインを使っていたんですけど、インストールしたらサイトが重たくなったので、「Yoast SEO」に変更しました。

OptinMonster API

「OptinMonster API」というのは、ポップアップやオプトインフォームを追加できるプラグインです。別途、有料でサービスを契約しないといけないので、無料では使えません。しかし、こういったポップアップはブログをやる上で必須なので、導入することをお勧めします。

Step4:商品のアイデアを考える

次に、商品のアイデアを考えます。「えっ、商品?」と思うかもしれませんが、商品のアイデアを考えることによって、ゴールが決まります。ブログ経由で、最終的に何を販売すれば良いのか決まるので、自ずとブログの目的が定まってくるんですね。ということで、商品を考えます。

ニッチを選んだと思うので、大体はどんな商品を作れば良いか決まっているかもしれません。最初は、1万円くらいの商品を販売することを考えて、どんな商品にすれば良いかを考えてみましょう。なぜ、1万円かというと、特に深い理由はありませんが、安すぎず、高すぎずという値段だからです。

この商品は、お客さんの悩みを解決してあげられるようなものにします。かつ、あなたがこれまでやったことがあることでなくてはいけません。例えば、1ヶ月に10キロ痩せたことがないのに、「1ヶ月で10キロ痩せる方法」という商品を販売してはいけないということです。1ヶ月に3キロしか痩せたことがないなら、「1ヶ月で3キロ痩せる方法」のような商品にします。

ということで、1万円の商品を販売すること、そしてあなたの知識の範囲でお客さんの悩みを解決してあげられる商品を考えてみてください。

Step5:リードマグネットを考える

商品のアイデアができたら、今度はリードマグネットを考えます。リードマグネットというのは、Eメールアドレスを登録してもらう代わりに、お客さんに渡す無料プレゼントのことです。単に、お客さんに「Eメールアドレスを登録してください。」と記載してもなかなか登録してくれません。なので、お客さんがEメールアドレスを登録しても良いかな、と思ってもらえるように無料のプレゼントを渡します。

リードマグネットのコンテンツは、別に、新しく作る必要はありません。既存のブログ記事やこれから書いていく記事で、人気なもの(読者の反応が良い記事)、オンラインコースなどの内容をまとめたり、抜粋したりして作成します。種類も色々あります。

リードマグネットの種類

リードマグネットは、お客さんがもらって嬉しいものであればどんなものでもOKです。でも、なかなか決められないと思うので、アイデアをご紹介します。

  • eBook(PDF)
  • チェックシート
  • ワークブック
  • テンプレート
  • (KeynoteやPowerPointの)スライド
  • ビデオコンテンツ
  • 音声コンテンツ
  • オンラインコース

他にもリードマグネットのアイデアはありますが、初心者にとって作りやすいものを挙げておきました。中でも、eBookが一番作りやすいと思います。でも、eBookは多くのサイトで配布しているありきたりなリードマグネットです。より魅力的なオファーと思ってもらうためには、ビデオコンテンツとかを渡すと良いかもしれません。

eBookの場合は1つのPDFにコンテンツをまとめてしまっても良いですが、ビデオコンテンツは複数にまとめると良いと思います。ターゲットにもよりますが、サラリーマン向けに30分もある動画を渡すとなると、なかなか視聴できません。なので、通勤時間にも手軽に視聴できるように、5分くらいの尺で複数のビデオに分けることをお勧めします。

Step6:サイトを最適化する

トレンドアフィリエイトのようなサイトでは、アクセスを集めてなんぼです。でも、デジタルコンテンツを販売する方にとっては、サイトの最適化こそが一番重要です。サイトの最適化というのは、コンバージョン率を高めるということです。

  • ポップアップ
  • イエローボックス
  • 記事直下のバナー

そのやり方としては、上記の3つがあります。「ポップアップ」と「イエローボックス」、「記事直下のバナー」です。ちなみに、この3つの戦略では、通常、先ほどお伝えしたリードマグネットをオファーし、見込み客のリストを獲得します。

当たり前といえば当たり前ですが、これら3つの戦略でオファーするリードマグネットは記事に関連するものにします。例えば、ブログを運営する方法に関する記事を書いているのであれば、「SEO対策チェックリスト」とか「WordPressにインストールしておきたいプラグイン10選」みたいなオファーにします。

ポップアップ

ポップアップというのは、記事の訪問者のある行動を起点にして、デバイスの画面上に表示されるフォームのことです。このポップアップフォームでは、直接Eメールアドレスを取得するためにオプトインフォームを表示されるパターンと別のページにリダイレクトするパターンの2種類あります。まだ、商品ができていない場合は、ブログ更新通知のようにオプトインフォームを表示して置くと良いです。商品が決まっているとか作成し終わったのであれば、その商品のオプトインページにリダイレクトしましょう。

僕は、Optinmonsterというサービスを利用しています。有料ではありますが、ドラッグ&ドロップで直感的にポップアップを作成できるのでお勧めです。

イエローボックス

イエローボックスは、名前の通り、黄色いボックスを記事中に追加する戦略のことです。一般的には、目立つということで黄色のボックスにしていますが、サイトのブランドカラーに合わせても良いです。ちなみに、僕のサイトのブランドカラーは、水色なんですけど、黄色いボックスを追加しています。

ほとんどの場合、イエローボックスを追加するには、WordPressのダッシュボードから「外観」、「テーマ編集」に行き、CSSを追加します。そして、個別の記事にHTMLを追加してイエローボックスを表示するという流れになります。

僕は、CSSは全然詳しくないんですけど、Googleで調べてCSSを追記して、イエローボックスを追加しています。以下の記事で追加方法をご紹介していますが、もしCSSが詳しいのであれば自分で追加しても良いでしょうし、違う形が良いという場合はご自身で調べてみてても良いかもしれません。

記事直下のバナー

イエローボックスは、記事の途中でリードマグネット(コンテンツアップグレードとも言います。)をオファーするという戦略です。記事直下のバナーは、記事の一番下にバナーを置いて、オファーするというやり方です。これは、プラグインを使って簡単に設置することができます。

Step7:ベンチマークサイトを見つける

一からサイトを作成するとなると結構時間がかかってしまうので、参考にするサイト、ベンチマークサイトを見つけましょう。

デザインを参考にするサイトを見つける

  • WordPressのテーマ
  • カラム数
  • ヘッダー
  • サイドバー
  • フッター

まずは、上記に挙げたWordPressのテーマやカラム数、ヘッダー、サイドバー、フッターのデザインを参考にするサイトを見つけてみましょう。サイトによっては、サイトの一番下に使用しているテーマが表示されている場合があります。そこからテーマを検索して、購入しても良いですね。

あとは、ヘッダーやサイドバー、フッターではどのようなものが表示されているのかも参考にします。ヘッダーのナビゲーションにはいくつ表示されているのか、内容はどうなっているのか。(トップページとAboutページ、リソースページ、Blogページが表示されているのか、それともいくつかのカテゴリーが表示されているのかなど。)

サイドバーやフッターには、オプトインページやカレンダー、ランキング記事が表示されているのであれば、それを真似します。このようにサイトのデザインを参考にするサイトを見つけます。

記事の書き方を参考にするサイトを見つける

2つ目は、記事の書き方を参考にするサイトです。先ほどもお伝えしましたが、サイトによってターゲットが異なります。スマホユーザーをターゲットにしているのか、それともPCユーザーなのか、サラリーマンなのか、主婦なのかなど。それぞれのターゲット毎に記事の書き方が異なってきます。

僕のサイトは、PCユーザーをターゲットにしているので、3~5行程で改行するようにしています。でも、スマホユーザーをターゲットにしているサイトであれば、1~2行で改行した方が読みやすいかもしれません。また、文字の大きさを考慮した場合、改行の幅は1行が良いのか、2行もしくは3行空けたほうが良いのかという問題もあるでしょう。

他にも、ターゲットによって言葉遣いも異なってくると思います。サラリーマン向けのサイトであれば、普通に丁寧な言葉で文章を書いたほうが好感を持ってもらいやすいでしょう。でも、女子高校生をターゲットにしているのであれば、「まじ」とか「やばっ」みたいな若者言葉を使った方が共感が生まれやすいかもしれません。

ということで、改行や言葉遣いなどの文章の書き方を参考にするサイトを1つ見つけてみましょう。

マーケティングを参考にするサイトを見つける

最後に、マーケティングを参考にするサイトを見つけましょう。例えば、どんなタイミングで、どのようにオファーを出しているのか、サイトのどこからオファーを出しているのかなどです。これは、大手のマーケティングに特化したサイトを参考にすると良いです。そのようなサイトであれば、これまでにたくさんのA/Bテストをしてきているので、サイトが最適化されている可能性が高いので。

このように、デザイン・記事の書き方・マーケティングのベンチマークサイトを見つけ、あなたのサイトに反映させていきましょう。

Step8:キーワード選定

キーワード選定もジャンル選定と同じように、ニッチを狙います。しかし、記事のキーワード選定はもっと小さいニッチを狙っていきます。

オススメのキーワード選定ツール

まずは、キーワード選定に使えるお勧めなツールをご紹介します。

  • グーグルサジェストキーワード一括DL
  • Google キーワードプランナー
  • Ubersuggest

似たようなツールは他にもありますが、僕はこれらを使っています。GoogleキーワードプランナーとUbersuggestは、どちらかを使用すればOKです。

グーグルサジェスト キーワード一括DL

Googleサジェスト検索結果履歴│ダイエット│

このツールは、キーワードを1つ入力すると複合キーワードを一括で表示してくれます。さらに、それらのキーワードを一括でダウンロードできるようになっています。

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナー

このキーワードで記事を書いていこうかな、と思ったら、Googleキーワードプランナーでそのキーワードを検索してみてください。月間検索ボリュームや競合性を表示してくれます。

ただ、キーワードプランナーは仕様の変更があって、広告費を支払っていないと正確な月間検索ボリュームを表示してくれません。なので、広告費を払っていない場合は、次のUbersuggestを使うと良いです。

Ubersuggest

Ubersuggest キーワードプランナー

キーワードプランナーで広告費を払っていない方は、こちらのUbersuggestを使っていきましょう。Ubersuggestは、月間の検索ボリュームを正確に表示してくれますし、キーワードプランナーよりも細かい競合性を表示してくれます。

キーワードを仕分ける #01

まずは、グーグルサジェストキーワード一括DLツールでヒットしたキーワードを仕分けていきます。キーワードで検索意図がわからないものや記事を書く必要がないなと思うものは除外してしまいましょう。書く必要がないなというのは、具体的には、これから販売していく商品の購入につながらないものです。

例えば、ブログ運営に関するデジタル商品を販売しようとしています。グーグルサジェストキーワード一括DLツールで検索してみると「ブログ 意味」というキーワードがありますが、なかなか商品に繋がりませんよね。こういったキーワードを除外していきます。「ブログ 稼ぎ方」のようなブログ運営に関わってきて、商品の販売に繋がるキーワードを残しておきます。

キーワードを仕分ける #02

次は、#01で仕分けたキーワードをキーワードプランナーもしくはUbersuggestでキーワードを検索していきます。これまでに何度かお伝えしていますが、ブログを始めたばかりの場合は、ライバルがたくさんいるキーワードで記事を書いても上位表示するのが難しいので、需要はあるけど競合が強くないキーワードをチェックしていきます。

Googleキーワードプランナーなら競合性が「高」のキーワードは除外していきましょう。Ubersuggestなら「赤」く表示されているキーワードは削除していきましょう。「中」や「黄色」は、結構競合が強いのですが、取っておきます。

Googleで検索する

最後に、実際に自分の目で競合を調査します。Googleでキーワードを検索して、1ページ目に表示された記事を全部チェックします。もし、広告が多くて、記事が少ない場合は、2ページ目の記事もチェックします。それで、その記事よりも勝てそうだなと思ったら、検索したキーワードで記事を書いていきます。オリジナルの画像を使っていたり、サイトオーナー自身の経験談を豊富に記載しているようなオリジナル性高い記事で、量的にも1万字、2万字とかってなってくると難しいかもしれません。逆に、質は良くても文字数が3000字しかないとかはそのキーワードは狙い目かもしれません。

ご自身で狙えるのかどうかをチェックしてみてください。

キーワードを組み合わせる

キーワードプランナーで競合性が「中」だったり、Ubersuggestで「黄色」が表示されているキーワードはおそらくGoogleの検索結果の1ページ目に並んでいる記事は質が高いでしょう。でも、キーワードを組み合わせることで、上位表示を狙える可能性があります。

Step9:ピラーページを作成する

ピラーページは、「Pillar-柱」を意味し、ブログの柱となるような太い記事のことをさします。つまり、あるテーマを網羅的に記載するのがピラーページです。マーケティングに強い、世界的にも有名なHubSpot社がおすすめしているSEOに最適な記事の書き方です。最近では、英語圏でピラーページが増えてきていて、当たり前になりつつあります。

Step10:クラスターページを作成する

ピラーページとクラスターページ

クラスターページは、ピラーページの内容を深掘りしたり、あるトピックを別の視点から書いた記事のことを言います。そして、その記事のURLをピラーページに埋め込み、逆にクラスターページにもピラーページのリンクを埋め込んで、読者がお互いの記事を行ったり来たりできるようにしておきます。これからわかる通り、ピラーページとクラスターページは全く別物ではありません。

Step10.5:記事の書く心構え

ブログ記事を書く際は、自分本位になってはいけません。常に、読者目線で書く必要があります。そこで、僕がいつも意識している心構えを載せておきますので、参考にしてみてください。

ターゲットに合わせた文章を書く

記事は、ターゲットによって書き方が異なります。スマホを使うような人をターゲットにしている場合は、スマホで見るのに最適な文章を作成したり、デザインにする必要があります。デザインに関しては、ほぼ全部のWordPressのテーマでレスポンシブ対応(スマホ対応)になっているので心配はありません。 文章は、スマホで見るのに長すぎない程度に改行します。パソコンで文章を書いていく場合は、2行程度で改行すると良いかもしれません。

検索が終わる記事を書く

また、記事を書くときはお客さんの検索があなたの記事で終わるように意識して書きます。あなたの記事に来てくれる読者は、何かしらの悩みや知りたいことをGoogleとかYahooで検索して、あなたの記事にランディングしてきています。それなのに、知りたいことが書いていなかったら、悩み・知りたいことを解決できないで終わってしまうので、もう一度、別の記事を探すためにあなたの記事から離脱してしまいます。

それは、見込み客を逃し、他のサイトに奪われるということを意味します。なので、お客さんが逃げないように(あなたの記事で検索が終了して、Eメールアドレスを登録してくれるように)、記事を書いていきます。つまり、ちゃんと読者の悩みを完全に解決してあげるという意識で記事を書いていくということです。

わかりやすさを意識する

特に、あるトピックに関して、初心者向けに記事を書いていく場合は、わかりやすさを意識して書いていきましょう。あなたにはわかるような内容でも、読者にとってはわかりづらいことだって多々あります。なので、常に自分が初心者だった時を思い出したり、初心者になったつもりで、どう書けば理解できるかを考えながら記事を書いていきましょう。

Step11:SEO対策

対策#01. レスポンシブ対応

最近は、スマホが普及してきていているので、サイトをスマホにも対応しておく必要があります。それをレスポンシブ対応と言います。どんなサイトでも、レスポンシブにしておく必要がありますが、特に若者(スマホを使うような人)をターゲットにしている場合は、テーマがレスポンシブ対応になっているか確認しましょう。

また、スマホで見るのに最適な文章というのもあるでしょう。PCでは3行や5行が見やすいと思いますが、スマホになると10行近くになります。それだと文章が読みにくいので、頻繁に改行したり、行間を空けるなど工夫してみてください。

対策#02. Hタグを適切に使う

記事を書く際は、見出しを作成します。その見出しには通常、H(Header)タグを使用します。これを適当に使用してしまうと、SEOに悪影響を及ぼします。

Hタグは、H1からH6まであります。通常、H1タグはサイトタイトルか記事タイトルで使用されているので、記事本文ではH2からH6を使用します。使う順番は、大きな見出しからH2、H3、H4、H5、H6というように使用します。

対策#03. キーワードを適度に入れる

記事には、キーワードを適度に入れていきましょう。キーワードの出現率という言葉がありますが、そういうのはあまり意識する必要はないのかなと思います。文章が読みづらくならない程度に、入れていきます。

また、上位表示させたいキーワードだけでなく、共起語も入れると良いと言われています。共起語というのは特定のキーワードの周辺にあるキーワードです。例えば、「Webサイト」というキーワードの共起語なら「ホームページ」とか「ブログ」、「初心者」、「マーケティング」、「WordPress」などです。ちなみに、「共起語検索」というサイトで検索することができますので、使ってみてください。

とはいっても、ピラーページを意識して記事を作成していけば、上位表示させたいキーワードも共起語も自然と含めることができると思います。

対策#04. 適度に内部リンクを追加する

4つ目の対策は、内部リンクです。内部リンクというのは、記事の中に、別のページのリンクを埋めることを言います。ピラーページの記事中に、クラスターページのURLを貼り付けます。他にも、関連する記事がある場合は、それも追加していきましょう。ピラーページの評価が上がるにつれて、クラスターページや他の内部リンク先のページのランクも良い影響をもたらしてくれます。

内部リンク以外にも、外部リンクが存在します。これは、他サイトがあなたのサイトの記事のリンクを貼ってくれることを言います。この対策は難しいので今回は省略します。

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